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2023/02/10 08:41

上値の重い展開か、外部環境が不透明 無料記事

◆10日の香港マーケットは、外部環境の不透明感で上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は不透明。9日の米株市場は、金利上昇を懸念し主要指標のNYダウが前日比0.7%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.0%安とそろって続落した。年内の米利下げ観測が後退する中、米債券市場では、各年限の米債券利回りが上昇。10年債利回りが2年債利回りを下回る逆イールド(景気後退の前兆とされる)は一時、1980年代以降で最大を記録した。個別では、チャットボット「Bard(バード)」の不具合が引き続き売り材料となり、アルファベット(グーグル)が4.4%安と続落(前日は8%近くの下げ)。投資家のセンチメントを冷やす一因となった。米株市場の不安心理を表すVIX(20を超えると不安心理が高まった状態とされる通称「恐怖指数」)は20.71となり、前日比で5.5%上昇。再び節目の20を上回った(今年1月19日以来)。
 米国の対中圧力も不安材料として再び強まる。バイデン米政権は9日、「中国の経済的な威圧行動に対抗するための法整備」を議会と協力して進める方針を明らかにした。
 一方、中国では本日(日本時間午前10時半ごろ)、1月の物価統計が公表される。消費者物価指数(CPI)に関しては、前回の1.8→2.1%に加速する見込みだ。市場では「第2四半期にも中国人民銀行(中央銀行)が利下げに踏み切る」との観測が流れているものの、インフレの進行具合によっては期待もはく落する。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。上述したように、米国の金利上昇と景気不安が相場の足かせとなりそうだ。


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