2023/02/16 09:09
底堅い展開か、内外の景気持ち直しに期待感
◆16日の香港マーケットは、内外の景気持ち直し期待で底堅く推移か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境は良好と言える。15日の米株市場は、米景気の楽観見通しが広がる中、主要指標のNYダウが前日比0.1%高と反発し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.9%高と3日続伸した。強い経済指標の結果が相次ぎ、「米利上げ長期化」の警戒感で売りが先行したものの、「利上げしても経済は堅調」との見方が浮上し、指数は徐々に上昇の勢いを強めている。米商務省が15日公表した1月の小売売上高は前月比で3.0%増。プラス成長は3カ月ぶりで、約2年ぶりの大幅な伸びとなった。米GDPの7割近くを占める個人消費が回復すると期待され、景気後退(リセッション)の懸念も薄らいでいる。
内部環境も安定的。新規の取引材料には乏しいものの、リオープン(経済再開)の進展や、景気テコ入れスタンスなどが引き続き好材料として意識されそうだ。また、香港ドル安の懸念もひとまず後退。香港金融管理局(HKMA)が香港ドル買い・米ドル売り介入を連日で実施したこともあり、外国為替市場では対米ドルの香港ドル安が一服している。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として底堅く推移しそうだ。上述したように、内外の景気持ち直し期待が投資家心理を上向かせそうだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境は良好と言える。15日の米株市場は、米景気の楽観見通しが広がる中、主要指標のNYダウが前日比0.1%高と反発し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.9%高と3日続伸した。強い経済指標の結果が相次ぎ、「米利上げ長期化」の警戒感で売りが先行したものの、「利上げしても経済は堅調」との見方が浮上し、指数は徐々に上昇の勢いを強めている。米商務省が15日公表した1月の小売売上高は前月比で3.0%増。プラス成長は3カ月ぶりで、約2年ぶりの大幅な伸びとなった。米GDPの7割近くを占める個人消費が回復すると期待され、景気後退(リセッション)の懸念も薄らいでいる。
内部環境も安定的。新規の取引材料には乏しいものの、リオープン(経済再開)の進展や、景気テコ入れスタンスなどが引き続き好材料として意識されそうだ。また、香港ドル安の懸念もひとまず後退。香港金融管理局(HKMA)が香港ドル買い・米ドル売り介入を連日で実施したこともあり、外国為替市場では対米ドルの香港ドル安が一服している。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として底堅く推移しそうだ。上述したように、内外の景気持ち直し期待が投資家心理を上向かせそうだ。
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