/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2023/01/17 08:35

神経質な値動きか、中国GDPを注視 無料記事

◆17日の香港マーケットは、中国経済指標をにらみながら神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は安定的。16日の欧州市場は、インフレ鈍化期待が続き主要株価指数は堅調な値動きとなっている(独DAXは4日続伸で11カ月ぶり高値など)。米株市場は、キング牧師誕生日の祝日で株や債券など全市場が休場だった。
 一方、中国では本日(17日)の取引時間中(日本時間11時ごろ)に、22年10〜12月期GDP成長率と12月の各種経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)が発表される。注目のGDP成長率に関しては、7〜9月期の3.9%から1.6%に減速するとの見方がコンセンサスだ。各種月次統計も低下が見込まれている。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。上述したように、中国指標の内容が気がかりだ。予想以上に低下した場合、失望売りにつながる恐れもある。もっとも、下値を叩くような売りは想定しにくい。低下自体は予想されているほか、リオープン(経済再開)の進展や、経済対策の強化など景気持ち直しが期待できる材料もある。また、本土市場に関しては、資金流入の動きも支えだ。本土・香港間の相互取引スキームを通じた売買では、香港経由の本土株取引が連日で大幅な買い越しとなっている。16日は、昨年11月以来の高水準だった。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース