2023/02/08 08:39
買い先行か、米株高が追い風に
◆8日の香港マーケットは、米株高を支えに買われる展開か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境は安定的。7日の米株市場は、米金融政策の不透明感後退でNYダウが前日比0.8%高と4日ぶり、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.9%高と3日ぶりにそれぞれ反発した。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は7日のインタビューで、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見と同様に、「ディスインフレのプロセスは始まった」と発言。市場が警戒していたほどタカ派(引き締めに積極的)寄りではなかったため、市場に買い安心感が広がった。
内部環境もそれほど悪くない。中国人民銀行(中央銀行)は資金吸収を継続しているものの、当局の景気テコ入れスタンスは継続している。湖北省の武漢市政府は6日、住宅購入制限の緩和を発表し、即日で実施した。その他の複数地区でも、制限が大幅に緩和されている。リオープン(経済再開)の進展もあり、中国経済が早期に持ち直すとの見方も根強い状況だ。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開となろう。上述したように、パウエル議長発言を受けた米株高が追い風だ。また、原油高(WTI原油先物は4.1%高と続伸)を手がかりに、関連銘柄が物色される可能性もあろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境は安定的。7日の米株市場は、米金融政策の不透明感後退でNYダウが前日比0.8%高と4日ぶり、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.9%高と3日ぶりにそれぞれ反発した。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は7日のインタビューで、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見と同様に、「ディスインフレのプロセスは始まった」と発言。市場が警戒していたほどタカ派(引き締めに積極的)寄りではなかったため、市場に買い安心感が広がった。
内部環境もそれほど悪くない。中国人民銀行(中央銀行)は資金吸収を継続しているものの、当局の景気テコ入れスタンスは継続している。湖北省の武漢市政府は6日、住宅購入制限の緩和を発表し、即日で実施した。その他の複数地区でも、制限が大幅に緩和されている。リオープン(経済再開)の進展もあり、中国経済が早期に持ち直すとの見方も根強い状況だ。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開となろう。上述したように、パウエル議長発言を受けた米株高が追い風だ。また、原油高(WTI原油先物は4.1%高と続伸)を手がかりに、関連銘柄が物色される可能性もあろう。
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