2023/04/18 08:30
神経質な値動きか、中国GDPを注視
◆18日の香港マーケットは、中国経済指標に左右される展開か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境は安定している。17日の米株市場は、景気懸念の後退で、主要指標のNYダウが前営業日比0.3%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も0.3%高とそろって反発した。4月のNY連銀製造業景況指数はプラス10.8となり(前月はマイナス24.6)、予想(マイナス18.0)に反して上昇。5カ月ぶりに活動拡大したことを受け、景気に対する楽観的な見方が広がった。当局は利上げを継続するとの警戒感で(長期金利は上昇)、指数は一時マイナス圏に沈んだものの、程なくプラス圏を回復している。米株市場の不安心理を表すVIX(20を超えると不安心理が高まった状態とされる通称「恐怖指数」)は16.95となり、前日比で0.7%低下。17台を割り込むのは、昨年1月4日以来となる。
一方、中国では本日、重要経済指標がまとめて発表される予定。第1四半期のGDP成長率や、3月の各種経済統計(小売売上高や鉱工業生産)などだ。注目のGDP成長率に関しては、前四半期(2.9%)と22年通年(3.0%)を上回る4.0%で着地する見通し。ほか、月次指標も総じて前回から改善すると見込まれている。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは、中国指標の結果に左右される展開となりそうだ。外部環境が安定していることもあり、中国経済の改善を示す結果だった場合、投資家のリスク選好スタンスが強まろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境は安定している。17日の米株市場は、景気懸念の後退で、主要指標のNYダウが前営業日比0.3%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も0.3%高とそろって反発した。4月のNY連銀製造業景況指数はプラス10.8となり(前月はマイナス24.6)、予想(マイナス18.0)に反して上昇。5カ月ぶりに活動拡大したことを受け、景気に対する楽観的な見方が広がった。当局は利上げを継続するとの警戒感で(長期金利は上昇)、指数は一時マイナス圏に沈んだものの、程なくプラス圏を回復している。米株市場の不安心理を表すVIX(20を超えると不安心理が高まった状態とされる通称「恐怖指数」)は16.95となり、前日比で0.7%低下。17台を割り込むのは、昨年1月4日以来となる。
一方、中国では本日、重要経済指標がまとめて発表される予定。第1四半期のGDP成長率や、3月の各種経済統計(小売売上高や鉱工業生産)などだ。注目のGDP成長率に関しては、前四半期(2.9%)と22年通年(3.0%)を上回る4.0%で着地する見通し。ほか、月次指標も総じて前回から改善すると見込まれている。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは、中国指標の結果に左右される展開となりそうだ。外部環境が安定していることもあり、中国経済の改善を示す結果だった場合、投資家のリスク選好スタンスが強まろう。
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