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2023/07/24 08:52

神経質な値動きか、新規材料に乏しく 無料記事

◆週明け24日の香港マーケットは、新規材料に乏しい中で神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境に目立った手がかりはない。21日の米株市場は、新規材料に乏しい中で方向感を欠いた。主要指標のNYダウが前日比0.01%高と10日続伸する一方、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.2%安と続落している。利上げピークの期待が相場を下支え。7月25〜26日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.25%利上げが決定され、今回の利上げサイクルは終了するとの見方が優勢だ。他方、主力ハイテク株は決算内容を嫌気した売りにおされる。売上高が予想に届かなかった動画配信のネットフリックスや、利益率が低下した電気自動車のテスラは前日に続き下落。他のハイテク株に関しても、業績の下振れ懸念で株価はさえなかった。
 一方、中国国内では景気不安と政策期待が綱引きとなる状況。直近で公表された経済指標は弱いものが多く、中国景気の回復遅れが鮮明化している。このところ相次いで公表された消費刺激策については、「景気押し上げ効果は薄い」と悲観された。他方、今週開催される中央政治局会議には期待がかかる。会議では、下半期の政策方針が決定される見通しで、財政・金融政策が注目されている。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な展開か。上述したように、米中で新規取引材料に乏しく、投資家の様子見スタンスも強まりそうだ。


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