2022/12/07 08:47
神経質な値動きか、米景気懸念が重し
◆7日の香港マーケットは、米景気懸念で神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
外部環境は依然として不透明。6日の米株市場は、米景気の先行き不安がくすぶる中、主要指標のNYダウが前日比1.0%安と続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が2.0%安と3日続落した。米銀大手の幹部は6日、インフレが消費活動に打撃を与え、景気が冷やされると相次ぎ警告している。米利上げの長期化も警戒。強い経済指標の発表を受け、当局はインフレ抑制のため、積極的な利上げを続けるとの見方も広がっている。
一方、中国では本日(7日)、今年11月の貿易統計が発表され、9日には同月の物価統計が公表される予定だ。輸出入に関しては、人民元建ての伸び率は前月から加速する見込みだが、米ドル建てでは縮小幅が前月から拡大すると予想されている。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きとなろう。上述したように、米景気懸念が投資家心理の重しとなりそうだ。ただ、中国のリオープン(経済再開)が進んでいるだけに、景気持ち直しが意識された場合は買い意欲も強まろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境は依然として不透明。6日の米株市場は、米景気の先行き不安がくすぶる中、主要指標のNYダウが前日比1.0%安と続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が2.0%安と3日続落した。米銀大手の幹部は6日、インフレが消費活動に打撃を与え、景気が冷やされると相次ぎ警告している。米利上げの長期化も警戒。強い経済指標の発表を受け、当局はインフレ抑制のため、積極的な利上げを続けるとの見方も広がっている。
一方、中国では本日(7日)、今年11月の貿易統計が発表され、9日には同月の物価統計が公表される予定だ。輸出入に関しては、人民元建ての伸び率は前月から加速する見込みだが、米ドル建てでは縮小幅が前月から拡大すると予想されている。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きとなろう。上述したように、米景気懸念が投資家心理の重しとなりそうだ。ただ、中国のリオープン(経済再開)が進んでいるだけに、景気持ち直しが意識された場合は買い意欲も強まろう。
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