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2022/11/22 08:31

売り先行か、中国の早期リオープン期待後退 無料記事

◆22日の香港マーケットは、中国のリオープン(経済再開)期待後退で売られる流れか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は不透明。21日の米株市場は、国内発の目新しい買い材料に乏しい中、主要指標のNYダウが前営業日比0.1%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は1.1%安とそろって反落した。中国の新型コロナウイルス感染再拡大で、同国の行動抑制が強化されていることを不安視している。米金融政策を巡り、タカ派(引き締めに積極的)とハト派(緩和的)の意見が交錯していることも気がかり材料となった。
 中国国内では、新型コロナの新規感染者数が連日で2万人を超え、北京市で約半年ぶりに感染者の死亡が確認された。共産党機関紙「人民日報」は連日で、「ゼロコロナ」政策の堅持を強調。複数の地域でロックダウン(都市封鎖)が導入された。当局は「ゼロコロナ」政策の調整(緩和)を始めていたが、再び厳格化される恐れもある。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として苦戦を強いられよう。中国経済対策の期待感は根強いものの、上述したように、新型コロナ感染再拡大が逆風だ。早期のリオープン期待が後退する中、投資家の買い意欲も減退しよう。


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