2022/12/05 09:01
しっかりか、内外環境が改善
◆週明け5日の香港マーケットは、内外環境の改善でしっかりとした展開か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境はそれほど悪くない。2日の米株市場は、強い米雇用統計を嫌気して売り先行したものの、引けにかけて買いが優勢となった。主要指標のNYダウは前日比0.1%高と反発。ハイテク株比率の大きいナスダック指数は3日ぶりに反落したが、下落率は0.2%にとどまっている。朝方公表された11月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が予想を上回り、賃金の伸びも加速した。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを減速させるとの見方は根強く、上昇していた米10年債利回りは下落に転じている。米株市場の不安心理を表すVIX(20を超えると不安心理が高まった状態とされる通称「恐怖指数」)は19.06となり、前日比で3.93%下落。前日に続き節目の20を下回った。
中国国内の環境も良好。リオープン(経済再開)の動きが進んでいる。新型コロナウイルス防疫措置に関しては、上海市当局が4日、屋外の公共施設や公共交通機関を利用する際に義務付けられていた、陰性証明の提示を5日から撤廃すると発表した。北京市や深セン市、広州市など主要な都市で行動制限が緩和されている。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開となろう。上述したように、米金利低下と中国規制緩和が好感されそうだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境はそれほど悪くない。2日の米株市場は、強い米雇用統計を嫌気して売り先行したものの、引けにかけて買いが優勢となった。主要指標のNYダウは前日比0.1%高と反発。ハイテク株比率の大きいナスダック指数は3日ぶりに反落したが、下落率は0.2%にとどまっている。朝方公表された11月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が予想を上回り、賃金の伸びも加速した。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを減速させるとの見方は根強く、上昇していた米10年債利回りは下落に転じている。米株市場の不安心理を表すVIX(20を超えると不安心理が高まった状態とされる通称「恐怖指数」)は19.06となり、前日比で3.93%下落。前日に続き節目の20を下回った。
中国国内の環境も良好。リオープン(経済再開)の動きが進んでいる。新型コロナウイルス防疫措置に関しては、上海市当局が4日、屋外の公共施設や公共交通機関を利用する際に義務付けられていた、陰性証明の提示を5日から撤廃すると発表した。北京市や深セン市、広州市など主要な都市で行動制限が緩和されている。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開となろう。上述したように、米金利低下と中国規制緩和が好感されそうだ。
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