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2023/07/28 08:45

売り先行か、米金利高が逆風 無料記事

◆28日の香港マーケットは、米金利高を嫌気した売りが先行する流れか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はやや不透明。27日の米株市場は、米長期金利の急上昇が嫌気され、主要指標のNYダウが前日比0.7%安と14日ぶりに反落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.5%高と続落した。この日の米債券市場では、経済指標の上振れで利上げ継続の見方が強まり、10年債利回りは一時節目の4.0%を突破している(前日は3.8%台)。米商務省が27日公表した第2四半期GDP成長率は年率換算で前期比2.4%増となり、市場予想(1.8%増)を大幅に上回った。また、米労働省が発表した新規失業保険申請件数(週間)は、予想に反して前週から減少し、2月以来の低水準となっている。
 一方、内部的には新規材料に乏しい。中央政治局会議で決定された景気支援方針については、これから具体的な政策が打ち出される見通しで、内容を見極めたいとするスタンスも漂っている。また、重要経済指標については、週明け31日に7月の製造業購買担当者景気指数(PMI、国家統計局などが集計)が報告される予定だ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは売り先行か。上述したように、米長期金利の急上昇が投資家心理を冷やしそうだ。通貨を米ドルにペッグしている香港でも、金利上昇の圧力が高まっている。


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