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2022/12/28 08:59

方向感を欠く展開か、好悪材料が入り混じる 無料記事

◆連休明け28日の香港マーケットは、好悪材料が入り混じる中で方向感を欠く展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はややネガティブ。27日の米株市場は、米長期金利の上昇基調を嫌気し、全体として上値が重かった。主要指標のNYダウは前日比0.1%高と小幅ながら続伸したが、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.4%安と反落している。欧米の金融当局は積極的な利上げを続けるとの見方が根強い中、米債券市場では、米10年債利回りが11月中旬の水準まで上昇した。株価の割高感を意識し、ハイテクなど高PER(株価収益率)のグロース(成長)株に売りが広がっている。個別では、上海工場の減産スケジュールが明らかとなった電気自動車のテスラが11.4%安と7日続落した。
 一方、中国国内には好材料がある。国家衛生健康委員会は26日、新型コロナウイルス感染症の法的分類を一段階引き下げ(乙類甲→乙類乙)、入国時の隔離義務を年明け1月8日に撤廃すると発表した。中国本土からの渡航も段階的に緩和するという。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として方向感を欠く展開か。上述したように、好悪材料が交錯している。中国リオープン(経済再開)の進展はカジノ株や旅行関連株、外食関連株などにとって追い風となるものの、米ハイテク株安は中国ネット株などにとって逆風だ。


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