2023/08/08 08:58
上値の重い展開か、中国指標が気がかり
◆8日の香港マーケットは、中国指標の見極めで上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境は安定的。7日の米株市場は、利上げ継続の警戒感がやや薄らぐ中、主要指標のNYダウが前営業日比1.2%高と4日ぶり、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.5%高と5日ぶりにそれぞれ反発した。米紙は7日、「ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、金利上昇がピークに近づきつつあり、インフレ目標を達成していれば、来年始めに金利を引き下げる可能性もあると述べた」とのインタビュー記事を掲載。米雇用統計の結果を受け、市場で高まっていた利上げ長期化観測が後退している。なお、米国では10日に、消費者物価指数(CPI)が公表される予定だ。
一方、中国では今週から7月経済指標の発表が相次ぐ予定だ。8日に貿易統計、9日に物価統計、15日に鉱工業生産や小売売上高、中期貸出ファシリティ(MLF)金利など。金融統計も15日までに公表される。市場コンセンサス予想によると、きょうの貿易統計に関しては、米ドル建て輸出が前年同月比13.2%減(前月は12.4%減)、輸入が5.6%減(同6.8%減)で着地する見込みだ。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。昨夜の米株高は支えとなりそうだが、中国指標を見極めたいとするスタンスが積極的な売買を手控えさせよう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境は安定的。7日の米株市場は、利上げ継続の警戒感がやや薄らぐ中、主要指標のNYダウが前営業日比1.2%高と4日ぶり、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.5%高と5日ぶりにそれぞれ反発した。米紙は7日、「ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、金利上昇がピークに近づきつつあり、インフレ目標を達成していれば、来年始めに金利を引き下げる可能性もあると述べた」とのインタビュー記事を掲載。米雇用統計の結果を受け、市場で高まっていた利上げ長期化観測が後退している。なお、米国では10日に、消費者物価指数(CPI)が公表される予定だ。
一方、中国では今週から7月経済指標の発表が相次ぐ予定だ。8日に貿易統計、9日に物価統計、15日に鉱工業生産や小売売上高、中期貸出ファシリティ(MLF)金利など。金融統計も15日までに公表される。市場コンセンサス予想によると、きょうの貿易統計に関しては、米ドル建て輸出が前年同月比13.2%減(前月は12.4%減)、輸入が5.6%減(同6.8%減)で着地する見込みだ。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。昨夜の米株高は支えとなりそうだが、中国指標を見極めたいとするスタンスが積極的な売買を手控えさせよう。
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