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2023/04/19 08:30

方向感を欠く展開か、新規材料に乏しく 無料記事

◆19日の香港マーケットは、新規材料に乏しい中で方向感を欠く展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はやや不透明。18日の米株市場は、本格化する米企業決算の見極めで上値が重かった。主要指標のNYダウが前日比0.03%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.04%安とそろって小反落している。1〜3月期決算動向を巡っては、売上高が下振れた金融グループのゴールドマン・サックス(GS)や、最終損益が赤字に転落した医薬品・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソンが下落。他方、米金融大手JPモルガンは決算上振れを引き続き手がかりに続伸した。
 一方、内部的には経済回復ペースの鈍化が警戒されている。昨日公表された経済指標は強弱感が分かれた。第1四半期GDP成長率や3月の小売売上高は予想を上回ったものの、3月の鉱工業生産や1〜3月の固定資産投資などは予想に届いていない。また、1〜3月の不動産開発投資はマイナスが継続。投資全般が減速する中、市場関係者の一部は「中国経済の持ち直しに、力強さがみられない」と指摘した。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として方向感を欠く展開か。中国指標の発表が一巡したほか、外部環境にも目立った材料が乏しい状況だ。米国と同様に、中国本土・香港でも四半期決算発表が進んでいる。業績動向を気にしながらの流れとなりそうだ。


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