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2023/01/03 08:41

売り先行か、中国製造業PMIは大幅に下振れ 無料記事

◆年明け初商い3日の香港マーケットは、中国経済の先行き不安で売りが先行する流れか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はやや不透明。2022年最終商いとなった12月30日の米株市場は、米金融引き締めの長期化が懸念される中、主要指標のNYダウが前日比0.2%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.1%安とそろって反落した。景気指標の上振れで、インフレ高進が意識され、米連邦準備理事会(FRB)は利上げをしばらく継続するとの見方が強まっている。米債券市場では、米10年債利回りが、一時11月中旬以来の高水準に達した。この日公表された経済指標では、12月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が44.9となり、11月(37.2)から予想以上に改善している。
 内部環境もネガティブ。12月31日に公表された12月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は47.0となり、市場予想(47.8)以上に前月(48.0)から低下した(景況判断の境目となる50を割り込むのは3カ月連続)。当局が新型コロナウイルス防疫措置を緩和したこともあり、感染者は急増。労働力不足を招いた。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは苦戦を強いられよう。米金利高に加え、中国景況感の悪化が投資家心理を冷やしそうだ。


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