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2020/01/10 08:52

底堅く推移か、米中協議が進展 無料記事

◆10日の香港マーケットは、米中協議の進展を材料に底堅く推移か。
 外部環境は安定的。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.7%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.8%高とそろって続伸した。NYダウは先週付けた史上最高値を更新し、ナスダック指数は連日で最高値を切り上げている。中東地域の地政学リスクが薄らいだことに加え、米中協議の進展も材料視された。中国商務部は9日午後、米中貿易協議の「第1段階」合意文書に署名するため、劉鶴副首相が13〜15日に訪米すると発表。これ以前には、「中国側は署名を急いでいない」との観測も浮上していただけに、協議を巡る不透明感が払しょくされた格好だ。また、トランプ米大統領は時間はかかるとしながらも、「第2段階」の協議はすぐに始まると述べている。個別では、アップルが2.1%上昇し、上場来高値を更新。中国での携帯端末「iPhone(アイフォーン)」出荷台数が昨年12月、前年同月比で18%超増加したことが明らかとなり、中国販売の持ち直しが期待された。
 一方、9日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が0.9%高と反発。外部環境の改善で投資家心理が上向いた。8日夜のトランプ米大統領会見を受け、米国とイランが戦争に突入するとの懸念が後退。イランがイラク駐留の米軍基地をミサイル攻撃したことに対しては、「新たな経済制裁を科す」としながらも「軍事力は行使したくない」とトランプ氏は明言した。産油国が集中する中東地域の地政学リスクがひとまず後退するなか、WTI原油先物は急反落。原油高騰による景気下押し圧力が薄らぐとの見方が広がった。
 こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは全体として底堅く推移しそうだ。上述したように、米中協議の進展が引き続き買い材料として意識されよう。また、対米ドルの人民元相場が昨年8月以来の元高方向で推移していることも、プラス材料として好感されそうだ。


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