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2022/11/24 08:42

買い先行か、中国経済対策と米利上げペース鈍化に期待感 無料記事

◆24日の香港マーケットは、中国経済対策と米利上げペース鈍化の期待感で買い先行する流れか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はポジティブ。23日の米株市場は、米利上げペースの減速期待で、主要指標のNYダウが前日比0.3%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は1.0%高とそろって続伸した(NYダウは約7カ月ぶり高値回復)。取引時間中に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(11月開催分)では、大半のメンバーが「利上げペース鈍化はまもなく適切となる」との見方を示していることが判明。12月会合での利上げは0.5%に縮小するとの予測が高まった。米債券市場では、10年債利回りが大幅に低下している。米株市場の不安心理を表すVIX(20を超えると不安心理が高まった状態とされる通称「恐怖指数」)は20.35となり、前日比で4.42%下落。警戒水域と言われる30を約3カ月ぶりに下回った。
 一方、中国国内では経済対策の期待が高まる状況。国営メディアが23日夜報じたところによれば、国務院(内閣に相当)は22日の常務会議で、預金準備率の引き下げを検討していることを明らかにした。それより先には、中国人民銀行(中央銀行)と中国銀行保険監督管理委員会が21日、インフラ投資支援のため中長期融資を拡大するよう国内銀行に要請した。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは買い先行となろう。中国の新型コロナウイルス感染再拡大は依然として不安材料として意識されるものの、上述したように、中国経済対策や米利上げペース鈍化の期待感が相場を支えよう。


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