2023/07/31 09:05
底堅い展開か、米利上げ継続懸念が後退
◆週明け31日の香港マーケットは、米利上げ継続懸念の後退で底堅く推移か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境はポジティブ。28日の米株市場は、インフレ鈍化が好感され、主要指標のNYダウが前日比0.5%高と反発し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.9%高と3日ぶりに反発した。米商務省が公表した6月の個人消費支出(PCE)統計では、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ動向の目安とするコア価格指数の伸びが前年同月比で4.1%にとどまり、2021年9月以来で最小を記録した。インフレ鈍化を受け、FRBの利上げサイクル終了の期待が改めて高まっている。
一方、中国では本日(日本時間午前10時30分ごろ)、7月の製造業購買担当者景気指数(PMI、国家統計局などが集計)が公表される。直前の市場コンセンサス予想では、製造業PMIが49.0(前回49.0)、非製造業PMIが53.0(前回53.2)で着地する見込みだ。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として底堅く推移しそうだ。中国経済対策の期待感が続いているうえ、米国の利上げサイクル終了期待が再び高まったことを材料視しよう。ただ、中国PMIの内容によっては相場が乱高下する恐れもありそうなので注意したい。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境はポジティブ。28日の米株市場は、インフレ鈍化が好感され、主要指標のNYダウが前日比0.5%高と反発し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.9%高と3日ぶりに反発した。米商務省が公表した6月の個人消費支出(PCE)統計では、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ動向の目安とするコア価格指数の伸びが前年同月比で4.1%にとどまり、2021年9月以来で最小を記録した。インフレ鈍化を受け、FRBの利上げサイクル終了の期待が改めて高まっている。
一方、中国では本日(日本時間午前10時30分ごろ)、7月の製造業購買担当者景気指数(PMI、国家統計局などが集計)が公表される。直前の市場コンセンサス予想では、製造業PMIが49.0(前回49.0)、非製造業PMIが53.0(前回53.2)で着地する見込みだ。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として底堅く推移しそうだ。中国経済対策の期待感が続いているうえ、米国の利上げサイクル終了期待が再び高まったことを材料視しよう。ただ、中国PMIの内容によっては相場が乱高下する恐れもありそうなので注意したい。
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