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2023/04/25 08:29

神経質な値動きか、業績動向で選別物色も 無料記事

◆25日の香港マーケットは、米中対立の警戒感がくすぶる中で神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は中立。24日の米株市場は、様子見ムードが漂う中で方向感を欠く展開だった。主要指標のNYダウが前営業日比0.2%高と小幅続伸する一方、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.3%安と反落している。今週は大手ハイテクの決算発表が相次ぐ。アルファベット(グーグル)やマイクロソフト、メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)、アマゾン・ドット・コム、インテルなどが四半期決算を報告する予定だ。また、27日には1〜3月期の米GDP成長率、28日は3月の米個人消費支出(PCE)物価指数など重要経済指標の発表も控えている。
 内部的にも新規材料に乏しい。米国同様、香港では今週、主要な中国企業の決算報告が集中する。本日(25日)は万洲国際(288/HK)やASMPT(522/HK)、華能国際電力(902/HK)、龍源電力集団(916/HK)、中国広核電力(1816/HK)、中国アルミ(2600/HK)、上海電気集団(2727/HK)、あす26日は香港交易所(388/HK)や中国海外発展(688/HK)、中国国際航空(753/HK)、安徽海螺水泥(914/HK)、中遠海運港口(1199/HK)、広州汽車集団(2238/HK)、中国平安保険(2318/HK)、招商銀行(3968/HK)などが第1四半期決算を報告する。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。目新しい取引材料に欠ける中、米中対立激化の不安が引き続き相場の重しとなろう。目先は、業績動向に着目した選別物色となりそうだ。


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