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2024/02/26 08:52

上値の重い展開か、前週の本土株は8連騰 無料記事

◆週明け26日の香港マーケットは、売り圧力が意識される中で上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は安定的。23日の米株市場は、高値警戒感の売りは散見されたが、好調な企業業績や米経済のソフトランディング(軟着陸)期待が全体相場を支える展開だった。主要指標のNYダウが前日比0.2%高と3日続伸し、前日に続き史上最高値を更新。一方、前日に急伸したハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.3%安と反落している。主要企業の決算報告が進む中で、米企業の業績成長が期待されたほか、足元の経済指標改善を受け、米経済がソフトランディングできるとの見方も広がった。ただ、このところの株価上昇で売り圧力も強まっている。
 内部環境も良好だ。中国当局が打ち出した強力な相場支援策が奏功し、前週末の上海総合指数は0.6%高で8連騰。節目の3000ポイントを回復した(終値は3004.88ポイント)。昨年12月4日以来、約2カ月半ぶりの高値水準を切り上げている。また、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕3月5日が視野に入ってきたことで、追加の経済対策に対する期待感も高まる状況だ。
 なお、今週は3月1日に官民がそれぞれ今年2月の製造業PMIを公表する。国家統計局によるPMIは前月の49.2→49.0、民間による財新PMIは50.8→50.6に低下する見込みだ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。内外環境の改善はプラスだが、このところの上昇で売り圧力も意識される状況だ。


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