2024/02/14 08:32
売り先行か、米株急落を嫌気
◆連休明け14日の香港マーケットは、米株急落を嫌気した売りが先行する流れか。(亜州リサーチ編集部)
外部環境はネガティブ。13日の米株市場は、米利下げの後ずれ観測が投資家心理を冷やす展開だった。主要指標のNYダウが前日比1.4%安と反落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.8%安と続落している。朝方公表された1月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る上昇率となり、市場からは、「米連邦準備理事会(FRB)の利下げは夏以降にずれ込む可能性がある」との声が聞かれた。米債券市場では米10年債利回りが急上昇し、一時、約2カ月半ぶりの高い水準を付けている。
一方、内部的には新規の取引材料に乏しい。中国人民銀行(中央銀行)が9日に発表した1月の金融統計では、人民元建て新規融資額が予想を上回る半面、マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びは予想を下回った。また、春節(旧正月)連休が続き、本土市場は今週も休場となる(取引再開は19日)。
こうした中、本日の香港マーケットは全体として苦戦を強いられよう。上述したように、米株の急落が投資家心理の重しとなりそうだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境はネガティブ。13日の米株市場は、米利下げの後ずれ観測が投資家心理を冷やす展開だった。主要指標のNYダウが前日比1.4%安と反落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.8%安と続落している。朝方公表された1月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る上昇率となり、市場からは、「米連邦準備理事会(FRB)の利下げは夏以降にずれ込む可能性がある」との声が聞かれた。米債券市場では米10年債利回りが急上昇し、一時、約2カ月半ぶりの高い水準を付けている。
一方、内部的には新規の取引材料に乏しい。中国人民銀行(中央銀行)が9日に発表した1月の金融統計では、人民元建て新規融資額が予想を上回る半面、マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びは予想を下回った。また、春節(旧正月)連休が続き、本土市場は今週も休場となる(取引再開は19日)。
こうした中、本日の香港マーケットは全体として苦戦を強いられよう。上述したように、米株の急落が投資家心理の重しとなりそうだ。
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