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2024/02/15 08:48

しっかりか、米長期金利の低下を好感 無料記事

◆15日の香港マーケットは、米長期金利の低下を手がかりにしっかりか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は落ち着きつつある。14日の米株市場は、米長期金利の上昇一服が買い安心感を誘う流れだった。主要指標のNYダウが前日比0.4%高と反落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.3%高と3日ぶりに反発している。米債券市場で米10年債利回りは、朝方に昨年12月1日以来の高い水準を付けたが、徐々に低げ幅を広げていった。シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は14日、インフレ減速に楽観的な見方を示したうえで、「インフレ率が政策目標の2%を達成するまで利下げを待つべきではない」と述べている。また、このところの好調な経済指標の結果を受け、米経済の軟着陸(ソフトランディング)も改めて意識された。
 一方、内部環境も安定的。春節(旧正月)に伴う大型連休中の中国本土では、人の移動が活発化し、レジャー消費も活況だと伝わった。春節連休により本土市場は今週も休場となるが(取引再開は19日)、休場明けの取引は当局の強力な相場支援策もあり、堅調にスタートするとの観測も一部で広がっている。
 こうした中、本日の香港マーケットは全体としてしっかりとした展開となろう。中国の政策動向などのニュースフローに乏しい中、米長期金利の低下が材料視されそうだ。


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