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2023/09/20 08:50

神経質な値動きか、米中金融政策に注目 無料記事

◆20日の香港マーケットは、米中の金融政策をにらみながら神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は不透明。18日の米株市場は、米金融引き締めの長期化観測が広がる中、主要指標のNYダウが前日比0.3%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.2%安とそろって反落した。原油相場が昨年11月以来の高値を付けるなど、インフレ圧力の高まりに対し、米連邦準備理事会(FRB)は引き締めスタンスを継続すると懸念されている。FRBは20日午後(日本時間21日未明)、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を発表する予定。政策金利は据え置かれると予測されているが、金利見通しやパウエルFRB議長会見が気がかりだ。米債券市場では、米長期債利回りがおよそ16年ぶりの高水準を付けている。
 一方、中国では本日朝方(日本時間10時15分ごろ)、中国人民銀行(中央銀行)が実質的な政策金利となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」を発表する。市場コンセンサス予想では、1年物、5年物いずれも現行水準(それぞれ3.45%、4.20%)に据え置かれる見通しだ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きとなろう。中国の金利発表にサプライズがなかった場合、焦点は米国の金融政策に移る。投資家の様子見ムードが強まりそうだ。


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