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2023/11/15 08:47

神経質な展開か、中国経済指標に注目 無料記事

◆15日の香港マーケットは神経質な値動きか。前日の米株高を受けて買い先行でのスタートが見込まれるものの、その後は取引時間中に発表される中国の経済指標注目をにらんだ展開となりそうだ。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は良好。14日の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比1.4%高と続伸、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が2.4%高と反発した。朝方発表の10月の米消費者物価指数(CPI)上昇率が市場予想以下にとどまる中、米追加利上げ観測が後退している。米債券市場ではCPIの発表後に長期金利が大幅に低下し、4.4%台前半まで下げる場面もみられた。
 内部面では、中国の景気減速懸念が根強い半面、金融緩和への期待も高まる状況。これまでに発表された10月の景況感指数、貿易統計などは総じて弱い内容だったが、一方で預金準備率の追加引き下げ観測も浮上している。中国の4大証券紙は14日、年内の預金準備率引き下げ観測に関する記事をそろって一面に掲載した。またブルームバーグ通信は14日、中国政府が不動産市場の支援策として、少なくとも1兆人民元(約20兆7000億円)の低金利資金を都市部の再開発や保障性住宅の建設に投入する方針――などと伝えた。
 本日は中国で朝方に11月の中期貸出ファシリティ(MLF)金利、寄り付き後に10月の主要経済指標が発表される。うちMLF金利については「据え置き」予想が市場のコンセンサスだが、資金供給規模は拡大される見込みだ。10月経済指標では、小売売上高の増加率が加速する一方、鉱工業生産や固定資産投資は前月並みの伸びになると予測されている。
 また、米サンフランシスコで15日に予定される米中首脳会談でサプライズはあるか、市場の関心が集まるところ。このほか、香港マーケットでは15日引け後に騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)、京東集団(JDドットコム:9618/HK)などテック大手の決算発表が予定されている。
 こうした中、本日の香港マーケットは神経質な値動きか。前日の米株高は好材料だが、中国経済指標の結果が波乱要因となる可能性がある。また、米中首脳会談やテック株の決算を見極めたいとの思惑も強まりそうだ。


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