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2023/12/28 08:44

上値の重い展開か、新規買い材料に乏しく 無料記事

◆28日の香港マーケットは、新規買い材料に乏しい中で上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は良好。27日の米株市場は、早期の米利下げ観測が引き続き相場を支える展開だった。主要指標のNYダウが前日比0.3%高と続伸し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.1%高と4日続伸している。NYダウは5営業日ぶりに終値で史上最高値を更新した。米国のインフレ鈍化を背景に、米連邦準備理事会(FRB)は来年前半にも利下げに転じるとの観測が広がっている。米債券市場では、米10年債利回りが一時3.785%まで低下し、7月以来の低水準を付けた。
 ただ、中東地域の地政学リスクはくすぶる。イスラエル国防軍のトップは26日、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区での戦闘は「あと何カ月も続く」との見通しを示した。
 一方、内部環境は落ち着きつつある。過度な景気懸念が薄らぐ状況だ。27日公表された中国工業企業の利益総額は、今年11月に前年同月比で29.5%増加した。4カ月連続でプラス成長を維持し、増加率は10月の2.7%から拡大している。中国ネット締め付けの警戒感もやや後退。国家新聞出版署は22日、ユーザーの過剰消費を誘発することなどを禁止する「オンラインゲーム管理弁法」の草案を発表したが、同署は23日、新たな規制強化案は業界の健全な発展を促進する目的だとしたうえで、修正する余地もあると説明した。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。米長期債利回りの低下や、中国の過度な景気不安後退などは引き続き好材料として意識されそうだが、相場を更に押し上げるような新規材料には乏しい。米中の関係悪化や、中東地域の地政学リスクなども不安材料だ。また、年末を迎え市場参加者も少なく、様子見ムードも強まろう。


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