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2023/09/07 08:57

神経質な値動きか、米金利高が懸念材料 無料記事

◆7日の香港マーケットは、米金利高を警戒で神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はネガティブ。6日の米株市場は、米金利高が投資家心理の重しとなる中、主要指標のNYダウが前日比0.6%安と続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.1%安と3日続落している。インフレ高止まりの警戒感が続く中、米債券市場では米10年債利回りが連日で上昇した。米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した8月の非製造業景況指数は予想に反し前月から改善し、6カ月ぶりの高水準を記録。原油相場が9日続伸(一時、昨年11月中旬以来の高値)したこともあり、今回の米利上げサイクルは終了するとの期待が後退した。
 一方、中国では本日、8月の外貨準備高と貿易統計が公表される。貿易統計に関しては、米ドル建て輸出が前年同月比9.0%減(前月は14.5%減)、輸入が9.0%減(同12.4%減)で着地する見込みだ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。中国の景気支援スタンスは支えだが、米金利高がマイナス材料だ。また、中国貿易統計の内容も気がかり材料として意識されよう。


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