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2020/03/13 09:00

下値模索の展開か、新型コロナの警戒感が続く 無料記事

◆13日の香港マーケットは、新型コロナの警戒感で下値模索の展開か。
 外部環境はネガティブ。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比10.0%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が9.4%安とそろって急落した。NYダウの下げ幅は2352.48ドルに達し、過去最大を記録している。新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、世界景気の悪化懸念が一段と強まった。トランプ米大統領は「英国を除く欧州からの渡航を30日間停止する」との方針を発表。ヒトとモノの移動制限が強化され、世界のサプライチェーンが寸断するとの警戒感が広がった。
 一方、12日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が1.5%安と続落。新型コロナの感染拡大による世界景気の悪化懸念が高まった。ただ、中国の政策に対する期待感は根強く、指数は引けにかけて下げ幅をやや縮小。中国国営テレビは前日、「李克強首相が開催した国務院の常務会議は、一部の銀行を対象とした預金準備率の引き下げを求めた」と伝えている。
 こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは下値を探る展開になりそうだ。上述したように、新型コロナによる世界景気の悪化懸念が重しとなる。米株急落の流れを継ぎそうだ。なお、ハンセン指数先物は12日の夜間取引で、日中取引比4.98%安の22875ポイントで取引を終了。現物終値(24309ポイント)に対して1434ポイント安で引けている。


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