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2020/04/14 09:05

売り先行か、新型コロナ感染拡大の影響を懸念 無料記事

◆イースター連休明け14日の香港マーケットは、内外環境の不透明感で売られる展開か。
 外部環境には不安材料がくすぶる。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比1.4%安と3日ぶりに反落した(ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.5%高と3日続伸)。米主要企業の1〜3月期決算発表が今週から本格化することもあり、業績動向を見極めたいとするスタンスが強まっている。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、業績が悪化しているとの見方が広がった。また、「新型コロナの影響が読み切れず、多くの企業は通期予想を示さない可能性がある」との観測が流れたことも懸念材料となっている。
 一方、13日の本土株市場は、主要指標の上海総合指数が0.5%安と続落。新型コロナ感染拡大の第2波が警戒された。国家衛生健康委員会は13日、12日の新規感染者が108人に達したと発表。約5週間ぶりに100人の大台を超えたことで、感染再拡大が不安視された。
 こうしたなか、本日の香港・本土マーケットは、新型コロナの影響を警戒した売りが先行しそうだ。中国指標の発表も気がかり。本日(14日)公表される3月の貿易統計では、人民元ベースの輸入が前年同月比7.0%減、輸出が同12.8%減で着地する見込みだ。


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