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2023/11/02 08:53

しっかりか、米長期金利の低下を好感 無料記事

◆2日の香港マーケットは、米金利低下を手がかりに買いが先行する流れか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はポジティブ。1日の米株市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けた米金融引き締めの長期化懸念後退で買われる展開だった。主要指標のNYダウが前日比0.7%高と3日続伸し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.6%高と4日続伸している。米連邦準備理事会(FRB)は1日まで開催したFOMCで、予想通り2会合連続で政策金利を据え置くことを全会一致で決定した。パウエルFRB議長はその後の記者会見で、次回会合(12月)での利上げはあり得ると示唆する一方、金利はピークに近づいたとも述べている。市場では、「会見でタカ派(引き締めに積極的)スタンスが示されなかった」と受け止められた。米金利先物市場では12月の利上げ確率について、9月会合後の45%前後→20%近くまで低下。米債券市場では米10年債利回りが大幅に低下した。米株市場の不安心理を表すVIX(20を超えると不安心理が高まった状態とされる通称「恐怖指数」)は、前日比で7.0%低い16.87で終了。節目の20を連日で下回り、約3週ぶりの水準に落ち着いた。
 一方、中国では景気不安が高まっている。1日に公表された10月の財新中国製造業PMI(民間による)は49.5に低下し、景況判断の境目となる50を3カ月ぶりに割り込んだ。10月31日に発表された中国製造業PMI(国家統計局などによる)も市場予想を下回り、節目の50を再び割り込んでいる。また、香港では9月小売売上高が13%増にとどまり、予想を下回った。増加率は前月改定値の13.7%から鈍化している。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。上述したように、米長期金利の急低下が好感されそうだ。中国の景気不安はくすぶるものの、逆に、「当局は経済対策を強める」との見方もある。


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