2024/03/18 08:43
神経質な値動きか、中国指標が気がかり
◆週明け18日の香港マーケットは、中国指標を気にしながら神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
外部環境はややネガティブ。15日の米株市場は、米金利高を嫌気したハイテク株売りが継続する展開だった。主要指標のNYダウが前日比0.5%安と続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.0%安と3日続落している。前日までに公表された米物価指標が相次ぎ予想を示す伸びを示す中、米債券市場では米10年債利回りが連日で上昇し一時、約3週ぶりの高水準を付けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を19〜20日に控え、米連邦準備理事会(FRB)はインフレ鎮静化のため、利下げを急がないスタンスを示すと警戒されている。
一方、中国国内の環境も不透明。中国人民銀行(中央銀行)が15日夕に公表した金融統計による分析では、2月の人民元建て新規融資が1月から急減した。また人民銀は同日朝方、3月の中期貸出ファシリティ(MLF)金利を予想通り前月と同水準に据え置き、3870億人民元を供給したが、供給規模は予想(5500億人民元)を大幅に下回り、前回分との差し引きで940億人民元の資金吸収となっている。
なお、中国では本日の取引時間中(日本時間11時ごろ)に、2月の重要経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)が公表される予定だ。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。上述したように、中国の経済指標を気にしながらの展開となろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境はややネガティブ。15日の米株市場は、米金利高を嫌気したハイテク株売りが継続する展開だった。主要指標のNYダウが前日比0.5%安と続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.0%安と3日続落している。前日までに公表された米物価指標が相次ぎ予想を示す伸びを示す中、米債券市場では米10年債利回りが連日で上昇し一時、約3週ぶりの高水準を付けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を19〜20日に控え、米連邦準備理事会(FRB)はインフレ鎮静化のため、利下げを急がないスタンスを示すと警戒されている。
一方、中国国内の環境も不透明。中国人民銀行(中央銀行)が15日夕に公表した金融統計による分析では、2月の人民元建て新規融資が1月から急減した。また人民銀は同日朝方、3月の中期貸出ファシリティ(MLF)金利を予想通り前月と同水準に据え置き、3870億人民元を供給したが、供給規模は予想(5500億人民元)を大幅に下回り、前回分との差し引きで940億人民元の資金吸収となっている。
なお、中国では本日の取引時間中(日本時間11時ごろ)に、2月の重要経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)が公表される予定だ。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。上述したように、中国の経済指標を気にしながらの展開となろう。
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