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2024/05/06 08:49

買い先行か、内外環境が改善 無料記事

◆週明け6日の香港マーケットは、内外環境の改善で買い先行か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はポジティブ。3日の米株市場は、米利下げ期待の高まりが相場を押し上げる展開だった。主要指標のNYダウが前日比1.2%高と3日続伸し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も2.0%高と続伸している。景気鈍化を示唆する指標が相次ぐ中、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを先送りするとの見方が後退した。米労働省が公表した4月の米雇用統計では、(非農業部門の)雇用者数の伸びが予想を下回り、失業率は予想外に増加。米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した4月の非製造業景況感指数は49.2に低下し、景況判断の境目となる50を予想に反し下回っている。米債券市場では米10年債利回りが低下した。
 内部環境も安定的。中国景気の持ち直し期待が強まっている。官民が公表した4月の製造業PMIが概ね良好だったほか、5日閉幕した中国最大級の貿易商談会、「第135回中国輸出入商品交易会(2024年春季広州交易会)」の来場者数は過去最大を記録したと伝わった。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは買いが先行する流れか。米利下げ期待の高まりや、中国景気の持ち直し期待が支えだ。本土市場は先週後半(1〜3日)が休場だっただめ、その間の香港株高も追い風となろう。ただ、ハンセン指数は先週末まで9連騰し、約8カ月ぶりの高値水準を回復したとあって、買い一巡後は上値の重い場面もありそうだ。


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