5日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時37分現在、主要指標の上海総合指数が前日比3.43ポイント（0.10％）高の3327.64ポイントと続伸している。
　中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。各種政策を決定する全国人民代表大会（全人代、国会に相当）は、きょう5日午前9時（日本時間10時）に開幕し、李強・首相が冒頭で読み上げた「政府活動報告」では、今年の国内総生産（GDP）成長率目標を24年と同水準の「5.0％前後」とする方針が示された。財政赤字の比率はGDP比で4.0％とし、昨年に設定した3.0％から引き上げられる。財政出動の拡大も期待できる状況だ。ただ、上値は限定的。米国の高関税政策で、貿易戦争がエスカレートすると懸念されている。
　主要銘柄の値上がり率は、三一重工（600031/SH）が5.5％、浙江中国小商品城集団（600415/SH）が2.7％、上海韋爾半導体（603501/SH）が2.4％、賽力斯集団（601127/SH）が1.5％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.69ポイント（0.26％）安の261.90ポイント、深センB株指数が0.70ポイント（0.06％）安の1210.94ポイントで推移している。


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