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2025/03/03 10:59

本土株:上海総合は0.2%高で反発、深センB株は0.4%高 無料記事

 週明け3日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時35分現在、主要指標の上海総合指数が前営業日比5.63ポイント(0.17%)高の3326.53ポイントと反発している。
 中国景況感の改善が好感される流れ。1日に発表された2月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は50.2と市場予想を上回り、景況判断の境目となる50を再び上回った。また、米長期金利の低下や、中国経済対策の期待感も支え。中国では今週5日、各種政策を決定する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開幕する。一部のエコノミストは、景気浮揚のため、追加の消費刺激策が打ち出されると予想した。
 ただ、上値は限定的。米国の高関税政策が、経済成長の下押し圧力になると警戒されている。トランプ米大統領は4日にも、カナダとメキシコ、中国に関税を課す構えだ。カナダとメキシコには25%、中国にはすでに発動された10%の関税に加え、更に10%賦課する。
 主要銘柄の値上がり率は、三一重工(600031/SH)が4.9%、中国北方稀土(600111/SH)が4.0%、中国電信(601728/SH)が1.9%、中国人民保険集(601319/SH)が1.8%、紫金鉱業集団(601899/SH)が1.6%など。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.43ポイント(0.16%)高の261.01ポイント、深センB株指数が4.55ポイント(0.38%)高の1203.99ポイントで推移している。


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