13日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時35分現在、主要指標の上海総合指数が前日比4.69ポイント（0.14％）高の3373.93ポイントと続伸している。
　投資家心理が上向く流れ。ベッセント米財務長官は12日（本土市場の引け後）の会見で、中国とスイス・ジュネーブで行った協議により、相互の関税率を90日間引き下げることで合意したと発表した。米中の共同声明によると、米国は対中関税率を今月14日まで145→30％に引き下げ、中国は対米関税率を125→10％に引き下げる。また、トランプ米大統領は12日、今週末に中国の習近平・国家主席と会談する可能性があると述べた。ただ、上値は限定的。指数は前日、3月27日以来の高値水準を回復したとあって、売り圧力も意識されている。
　主要銘柄の値上がり率は、通威（600438/SH）が6.6％、用友網絡科技（600588/SH）が2.3％、江蘇恒瑞医薬（600276/SH）が2.2％、富士康工業互聯網（601138/SH）が1.4％など。
　外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.28ポイント（0.49％）高の263.26ポイント、深センB株指数が4.31ポイント（0.36％）高の1194.35ポイントで推移している。


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