ハンセン指数 　 　 　　　　　　22861.44 -480.17 -2.06％
中国本土株指数（旧H株指数） 8437.73 -181.15 -2.10％
H科技（テック）指数 　　　　　 5606.34 -183.18 -3.16％

　25日の香港マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標のハンセン指数が続落している。投資家の慎重スタンスが強まる流れ。米国の対中圧力や米ハイテク株安が逆風となっている。米通商代表部（USTR）はこのほど、米国に入港する中国船などに対し、1回あたり100万米ドル（約1億5000万円）の入港料を徴収する案を公表。トランプ米大統領は21日、先端技術や重要インフラ、医療など安全保障に関わる戦略部門への中国からの対米投資を制限するよう関係部局に指示している。昨夜の米株市場では、AI（人工知能）データセンターの投資減速が警戒される中、ナスダック指数が1.2％安と3日続落した。
　個別では、中国Eコマース最大手の阿里巴巴集団HD（アリババ・グループ・ホールディング：9988/HK）が7.8％安。巨額投資が改めて懸念されている。同社は24日、クラウドコンピューティングとAIに関連するインフラ構築に今後3年間で3800億人民元（約7兆8230億円）超を投資する計画を明らかにした。主要銘柄の値下がり率は、阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス・インフォメーション・テクノロジー：241/HK)が6.6％、快手科技(クアイショウ・テクノロジー：1024/HK)が5.3％、百度集団(バイドゥ：9888/HK)が4.6％、新東方教育科技集団(ニュー・オリエンタル・エデュケーション・アンド・テクノロジー・グループ：9901/HK)が4.6％など。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。