/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2025/04/09 10:58

本土株:上海総合は1.4%安で反落、深センB株は2.0%安 無料記事

 9日の中国本土マーケットは、日本時間の午前10時34分現在、主要指標の上海総合指数が前日比43.30ポイント(1.38%)安の3102.25ポイントと反落している。
 投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。トランプ米政権は9日午前0時1分(日本時間9日午後1時1分)、「相互関税」の上乗せ分を発動する。トランプ米大統領は先ごろ、「米国に報復する国には当初よりも大幅に高い関税をかける」と自身のSNSに投稿。中国には累計104%の関税をかける方針だ。中国商務部の報道官は8日、「最後まで戦う」として、更なる対抗措置を示唆した。貿易戦争のエスカレートで、世界のサプライチェーン(供給網)混乱や、景気の落ち込みも懸念されている。また、人民元安進行で資金流出も警戒。8日の外国為替相場で、対米ドルのオフショア人民元(CNH)が史上最安値を更新した。
 主要銘柄の値下がり率は、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が4.0%、洛陽モリブデン(603993/SH)が3.7%、華勤技術(603296/SH)が3.6%、紫金鉱業集団(601899/SH)が3.0%、賽力斯集団(601127/SH)が2.7%など。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.04ポイント(1.62%)安の245.63ポイント、深センB株指数が22.25ポイント(1.95%)安の1121.42ポイントで推移している。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース