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2026/01/14 08:48 NEW!!

神経質な値動きか、外部環境が不透明 無料記事

◆14日の香港マーケットは、外部環境の不透明感で神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はやや不透明。米中の通商対立に対する警戒感が再燃している。トランプ米大統領は12日、敵対するイランへの圧力を強めるため、同国の貿易相手国に25%の追加関税をかけると自身のSNSに投稿。イラン最大の貿易相手国、中国は米国の動きを非難している。在ワシントンの中国大使館は12日、関税引き上げは一方的だと反発。中国外交部の報道官も13日、米政府がイランへの軍事介入を辞さない姿勢をとっていることについて、内政干渉や武力行使の威嚇に反対すると述べた。イランでは反政府デモが全国規模に拡大し、デモによる死者が2000人に達したと伝わっている。産油国の地政学リスクを受け、13日のNY市場ではWTI原油先物が2.8%高と4日続伸し、昨年11月上旬以来、約2カ月ぶりの高値を付けた。
 13日の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.8%安と4日ぶりに反落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.1%安と3日ぶりに反落した。産油国の地政学リスクが不安視されたほか、金融大手の業績不振が重荷となっている。また、NYダウは前日まで史上最高値を連日で更新していたことも、売りが出やすい状況だった。主要企業の決算報告が始まる中、JPモルガンの10〜12月期業績では、純営業収益が市場予想を下回り、同社株は4.2%安と急落している。
 中国銘柄もさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は1.9%安と反落している。主要な香港との重複上場銘柄では、文遠知行(ウィーライド:WRD/NASDAQ、800/HK)が10.0%安、小馬智行(ポニーAI::PONY/NASDAQ、2026/HK)が9.5%安、金山雲(キングソフト・クラウド:KC/NASDAQ、3896/HK)が4.3%安と下げが目立った。
 一方、中国では12月の月次経済統計が相次ぎ公表される。きょう14日に貿易統計、15日までに金融統計。来週は19日に小売売上高や鉱工業生産などのほか、2025年のGDP成長率も予定されている。また、実質的な政策金利となる12月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」は20日に発表される予定だ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きとなろう。中国の政策に対する期待感は引き続き支えとなりそうだが、外部環境の不透明感が重しだ。また、中国の経済指標の内容次第で相場が動く可能性もあろう。


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