/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル 亜州リサーチ公式X 亜州リサーチ公式Instagram

2026/01/05 08:43

しっかりか、本土株高期待が支えに 無料記事

◆週明け5日の香港マーケットは、本土株高期待でしっかりか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はやや不透明。地政学リスクが浮上している。トランプ米大統領は3日、反米左派政権が率いる原油埋蔵量世界一のベネズエラに大規模攻撃を実施し、マドゥロ大統領夫妻を拘束したことを明らかにした。同国産原油の大半を輸入する中国の外交部は4日、米国の覇権行為は国際法に著しく違反しているとして、深刻な懸念を表明し、大統領夫妻の即時解放を求めるとの報道官談話を発表している。
 一方、2日の米株市場はまちまち。主要指標のNYダウが前営業日比0.7%高と5日ぶりに反発する半面、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.02%安と小幅ながら5日続落している。米経済の楽観的な見方が相場を支えたが、新年を迎えたばかりとあって新規の取引材料には乏しく、全体としては動意を欠いた。同日の米債券市場で、長期金利の指標となる10年債利回りの上昇が続いたことも重しとなっている(債券価格は3日続落)。
 中国銘柄はしっかり。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は4.4%高と4日ぶりに反発している。主要な香港との重複上場銘柄では、百度(バイドゥ:BIDU/NASDAQ、9888/HK)が15.0%高、小馬智行(ポニーAI::PONY/NASDAQ、2026/HK)が10.8%高、万国数拠HD(GDS/NASDAQ、9698/HK)が9.9%高、文遠知行(ウィーライド:WRD/NASDAQ、800/HK)が8.2%高と上げが目立った。
 内部環境は安定的。中国の政策に対する期待感が高まっている。今年は第15次5カ年計画の初年度に当たるため、当局が景気支援のスタンスを強めるとの見方だ。市場では、預金準備率や政策金利が1月にも引き下げられるとの観測が広がっている。また、中国国営メディアが12月31日に報じた習近平・国家主席の年頭演説では、人工知能(AI)や半導体産業などの成果を強調し、国家発展が新しい段階に入ったと経済成長に自信を示した。
 こうした中、本日の香港マーケットは全体としてしっかりとした展開か。正月休場明けの本土株高が期待されている。本土が休場していた2日の香港市場では、中国のハイテク株が主導し主要指数が大幅上昇した。ただ、地政学リスクの浮上など不安要素がくすぶる中、様子見ムードが相場を重くする可能性もある。
 なお、本日の取引時間中(日本時間10時45分ごろ)に民間が集計する12月のRatingDog中国サービス業PMIが報告される。前月の52.1から52.0に低下するとの予想がコンセンサスだ。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース