2025/12/31 08:46 NEW!!
中国指標見極めで神経質な値動きか、香港は大みそかで短縮取引 
◆大納会となる31日の香港マーケットは、中国指標を気にしながら神経質な値動きか(亜州リサーチ編集部)
外部環境に新規の買い材料は乏しい。30日の米株市場は、年末で市場参加者が少ない中、利益確定売りが続き、主要指標のNYダウが前日比0.2%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も0.2%安とそろって3日続落している。相場を動かすような目新しい材料もなく、指数は最高値圏で推移していただけに、売りが出やすい状況だった。また、米連邦準備理事会(FRB)が30日公開した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12月開催分)では、大半のメンバーが「インフレが落ち着けば追加の利下げが正当化される」との見方を示したが、一部のメンバーは「当面据え置きが適切」と判断し、意見が分かれている。相場に対する影響は限定された。
中国銘柄もさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.3%安と続落している。主要な香港との重複上場銘柄では、京東集団(JDドットコム:JD:NASDAQ、9618/HK)が1.9%安、小馬智行(ポニーAI::PONY/NASDAQ、2026/HK)が1.9%安、名創優品集団HD(MNSO/NY、9896/HK)が1.8%安と下げが目立った。
内部的には指標発表が気がかり。中国では本日(日本時間午前10時30分ごろ)、国家統計局などによる12月の製造業PMIと非製造業PMI、それに続き(日本時間10時45分ごろ)民間が集計する12月のRatingDog中国サービス業PMIが公表される。いずれも前月に続き景況判断の境目となる50を割り込むとの予想がコンセンサスだ。今月公表された中国経済統計は、多くが内需低迷を示す内容となっている。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。中国経済の先行き不透明感はくすぶるが、同時に、経済対策の期待感も高まっている。年末とあって積極的な売買も手控えられそうだ。香港市場は大みそかのきょう31日が半日立ち会い(本土市場は通常取引)で、年始は香港が1月1日に休場、本土が1〜2日に休場となる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境に新規の買い材料は乏しい。30日の米株市場は、年末で市場参加者が少ない中、利益確定売りが続き、主要指標のNYダウが前日比0.2%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も0.2%安とそろって3日続落している。相場を動かすような目新しい材料もなく、指数は最高値圏で推移していただけに、売りが出やすい状況だった。また、米連邦準備理事会(FRB)が30日公開した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12月開催分)では、大半のメンバーが「インフレが落ち着けば追加の利下げが正当化される」との見方を示したが、一部のメンバーは「当面据え置きが適切」と判断し、意見が分かれている。相場に対する影響は限定された。
中国銘柄もさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.3%安と続落している。主要な香港との重複上場銘柄では、京東集団(JDドットコム:JD:NASDAQ、9618/HK)が1.9%安、小馬智行(ポニーAI::PONY/NASDAQ、2026/HK)が1.9%安、名創優品集団HD(MNSO/NY、9896/HK)が1.8%安と下げが目立った。
内部的には指標発表が気がかり。中国では本日(日本時間午前10時30分ごろ)、国家統計局などによる12月の製造業PMIと非製造業PMI、それに続き(日本時間10時45分ごろ)民間が集計する12月のRatingDog中国サービス業PMIが公表される。いずれも前月に続き景況判断の境目となる50を割り込むとの予想がコンセンサスだ。今月公表された中国経済統計は、多くが内需低迷を示す内容となっている。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。中国経済の先行き不透明感はくすぶるが、同時に、経済対策の期待感も高まっている。年末とあって積極的な売買も手控えられそうだ。香港市場は大みそかのきょう31日が半日立ち会い(本土市場は通常取引)で、年始は香港が1月1日に休場、本土が1〜2日に休場となる。
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