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2026/01/06 08:55

しっかりか、米株の最高値更新が手がかり 無料記事

◆6日の香港マーケットは、米株高好感でしっかりか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はそれほど悪くない。地政学リスクが薄らぎつつある。米軍の大規模攻撃を受けた反米左派政権が率いるベネズエラでは、拘束されたマドゥロ大統領に変わるロドリゲス暫定大統領が4日夜、SNSに「米国と協力する」と投稿し、それまでの米政権に対抗する姿勢を一転させた。トランプ米大統領はベネズエラと協力し、同国の疲弊した石油インフラを修復する考えを示している。ただ、ベネズエラに対しては中国が長年大規模投資を行ってきた経緯があり、ベネズエラ向け融資の与信リスクについては不透明感がくすぶったままだ。
 5日の米株市場は、主要指標のNYダウが前営業日比1.2%高と続伸し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.7%高と6日ぶりに反発している。NYダウは約2週ぶりに史上最高値を更新した。個別では、ベネズエラに石油権益を持つシェブロンが5.1%高と急伸し、石油株全般に買いが入っている。
 中国銘柄もしっかり。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.5%高と続伸している。主要な香港との重複上場銘柄では、ビリビリ(BILI/NASDAQ、9626/HK)が3.6%高、騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック:TME/NYSE、1698/HK)が3.5%高、文遠知行(ウィーライド:WRD/NASDAQ、800/HK)が2.9%高小馬智行(ポニーAI::PONY/NASDAQ、2026/HK)が2.4%高と上げが目立った。
 内部環境もややポジティブ。中国経済の鈍化が懸念される中、当局は景気支援のスタンスを強めている。国家発展改革委員会は12月31日、2026年の大型投資計画のうち、前倒し分として約2950億人民元(約6兆6000億円)の予算枠を承認したと発表。それより先、国家発展改革委員会と財政部は12月30日、消費財の買い替えを促す「以旧換新」政策について、2026年の第1陣として625億人民元(約1兆3970億円)の超長期特別国債資金を地方政府に前倒しで割り当てたことを明らかにした。そのほか金融政策を巡っては、預金準備率や政策金利が1月にも引き下げられるとの観測が市場に広がっている。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。ベネズエラ情勢の影響は不安視されるが、米株の最高値更新が投資家のセンチメントを上向かせそうだ。中国経済対策の期待感も高まっている。当局が財政政策を強化しているほか、早期の金融緩和も期待される状況だ。また、証券各社が2026年の中国・香港株に強気な見通しを示していることもプラス材料といえよう。


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