2025/11/03 13:34 NEW!!
香港前場:ハンセン0.6%高で4日ぶり反発、上海総合は0.1%上昇 
週明け3日前場の香港マーケットは、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比150.38ポイント(0.58%)高の26057.03ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が62.72ポイント(0.68%)高の9231.30ポイントと4日ぶりに反発した。売買代金は1321億40万香港ドルに縮小している(10月31日前場は1422億9930万香港ドル)。
中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国経済の先行き不安がくすぶる中、当局は今年の成長率目標「5.0%前後」達成のため景気対策を強めるとの見方が改めて広がっている。10月31日に国家統計局が公表した10月の製造業PMIが49.0と市場予想(49.6)に届かず、景況判断の境目となる50を7カ月連続で下回った。ほか、前場に発表された民間集計のRatingDog中国製造業業PMIは50.6と、予想(50.7)以上に前月(51.2)から低下している。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、生命保険業務のAIAグループ(1299/HK)が4.0%高、モバイル端末・自動車メーカーの小米集団(1810/HK)が3.5%高、石油大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が3.2%高と上げが目立った。AIAについては、7〜9月期の新契約価値が前年同期比で27%増加したことが材料視されている。小米に関しては、電気自動車(EV)部門の月次統計では、10月も好調を維持したことが好感された。
セクター別では、石油・石炭が高い。中国海洋石油のほか、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.7%、エン鉱能源集団(1171/HK)が5.0%、中国中煤能源(1898/HK)が3.4%、中国神華能源(1088/HK)が2.2%ずつ上昇した。
中国の銀行セクターもしっかり。中国建設銀行(939/HK)が3.1%高、中国工商銀行(1398/HK)が2.3%高、中国銀行(3988/HK)が2.0%高、中国農業銀行(1288/HK)が1.9%高で前場取引を終えた。
海運セクターも物色される。海豊国際HD(1308/HK)が4.1%高、太平洋航運集団(2343/HK)が3.5%高、中遠海運HD(1919/HK)が2.4%高、東方海外(316/HK)が1.7%高と値を上げた。
半面、半導体セクターは安い。華虹半導体(1347/HK)と蘇州貝克微電子(2149/HK)がそろって4.4%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.1%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が3.2%ずつ下落した。ハンセン科技(テック)指数は0.2%逆行安している。
産金・非鉄セクターもさえない。紫金鉱業集団(2899/HK)と中国黄金国際資源(2099/HK)がそろって3.2%安、招金鉱業(1818/HK)が1.9%安、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.9%安、江西銅業(358/HK)が4.1%安、新疆新キン鉱業(3833/HK)が2.7%安で引けた。産金株は金相場の下落が逆風となっている。中国政府が一部の宝飾品業者にこれまで適用していた金製品販売の税優遇措置を撤廃したことを受け、世界有数の金製品販売市場で需要が減少すると危惧されている。
本土マーケットは3日ぶり小反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.05%高の3956.72ポイントで前場の取引を終了した。エネルギーが高い。銀行、公益、運輸、消費の一角なども買われた。半面、素材は安い。自動車、不動産、ハイテクの一角も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国経済の先行き不安がくすぶる中、当局は今年の成長率目標「5.0%前後」達成のため景気対策を強めるとの見方が改めて広がっている。10月31日に国家統計局が公表した10月の製造業PMIが49.0と市場予想(49.6)に届かず、景況判断の境目となる50を7カ月連続で下回った。ほか、前場に発表された民間集計のRatingDog中国製造業業PMIは50.6と、予想(50.7)以上に前月(51.2)から低下している。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、生命保険業務のAIAグループ(1299/HK)が4.0%高、モバイル端末・自動車メーカーの小米集団(1810/HK)が3.5%高、石油大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が3.2%高と上げが目立った。AIAについては、7〜9月期の新契約価値が前年同期比で27%増加したことが材料視されている。小米に関しては、電気自動車(EV)部門の月次統計では、10月も好調を維持したことが好感された。
セクター別では、石油・石炭が高い。中国海洋石油のほか、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.7%、エン鉱能源集団(1171/HK)が5.0%、中国中煤能源(1898/HK)が3.4%、中国神華能源(1088/HK)が2.2%ずつ上昇した。
中国の銀行セクターもしっかり。中国建設銀行(939/HK)が3.1%高、中国工商銀行(1398/HK)が2.3%高、中国銀行(3988/HK)が2.0%高、中国農業銀行(1288/HK)が1.9%高で前場取引を終えた。
海運セクターも物色される。海豊国際HD(1308/HK)が4.1%高、太平洋航運集団(2343/HK)が3.5%高、中遠海運HD(1919/HK)が2.4%高、東方海外(316/HK)が1.7%高と値を上げた。
半面、半導体セクターは安い。華虹半導体(1347/HK)と蘇州貝克微電子(2149/HK)がそろって4.4%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.1%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が3.2%ずつ下落した。ハンセン科技(テック)指数は0.2%逆行安している。
産金・非鉄セクターもさえない。紫金鉱業集団(2899/HK)と中国黄金国際資源(2099/HK)がそろって3.2%安、招金鉱業(1818/HK)が1.9%安、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.9%安、江西銅業(358/HK)が4.1%安、新疆新キン鉱業(3833/HK)が2.7%安で引けた。産金株は金相場の下落が逆風となっている。中国政府が一部の宝飾品業者にこれまで適用していた金製品販売の税優遇措置を撤廃したことを受け、世界有数の金製品販売市場で需要が減少すると危惧されている。
本土マーケットは3日ぶり小反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.05%高の3956.72ポイントで前場の取引を終了した。エネルギーが高い。銀行、公益、運輸、消費の一角なども買われた。半面、素材は安い。自動車、不動産、ハイテクの一角も売られた。
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