2025/12/30 08:39 NEW!!
上値の重い展開か、年末で利益確定売りも 
◆30日の香港マーケットは、年末意識で上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境はやや不透明。29日の米株市場は、利益確定売りが続き、主要指標のNYダウが前営業日比0.5%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も0.5%安とそろって続落している。新規の相場押し上げ要因に乏しい中、NYダウなどがクリスマス休場前の24日に史上最高値を更新した後とあって買いが入りにくい状況だ。また、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループが先週末、複数の金属先物の証拠金要件を引き上げると通知したことに端を発し、高騰が続いていた金や銀などの先物が急落したことも投資家心理を冷やす一因となっている。
中国銘柄もさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.7%安と反落している。主要な香港との重複上場銘柄では、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:BABA/NYSE、9988/HK)が2.5%安、万国数拠HD(GDS/NASDAQ、9698/HK)が2.1%安、名創優品集団HD(MNSO/NY、9896/HK)が1.8%安、金山雲(キングソフト・クラウド:KC/NASDAQ、3896/HK)が1.7%安と下げが目立った。
内部環境に新規の取引材料は乏しい。香港市場は大みそかのあす31日が半日立ち会い(本土市場は通常取引)で、年始は香港が1月1日に休場、本土が1〜2日に休場となる。また、中国では31日に国家統計局などによる12月の製造業PMIと非製造業PMI、民間が集計する12月のRatingDog中国サービス業PMIが公表される予定。いずれも前月に続き景況判断の境目となる50を割り込むとの予想がコンセンサスだ。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。中国の景気不安を背景に、経済対策の期待感は高まっているが、年末を前に利益確定売りが優勢となる可能性がある。前日の本土マーケットでは、主要指数の上海総合指数が小幅ながら9連騰し、約1カ月半ぶりの高値水準を付けた。香港市場に関しても、今年の上昇率が前日までに27%を超えているとあって、売りも出やすいだろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境はやや不透明。29日の米株市場は、利益確定売りが続き、主要指標のNYダウが前営業日比0.5%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も0.5%安とそろって続落している。新規の相場押し上げ要因に乏しい中、NYダウなどがクリスマス休場前の24日に史上最高値を更新した後とあって買いが入りにくい状況だ。また、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループが先週末、複数の金属先物の証拠金要件を引き上げると通知したことに端を発し、高騰が続いていた金や銀などの先物が急落したことも投資家心理を冷やす一因となっている。
中国銘柄もさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.7%安と反落している。主要な香港との重複上場銘柄では、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:BABA/NYSE、9988/HK)が2.5%安、万国数拠HD(GDS/NASDAQ、9698/HK)が2.1%安、名創優品集団HD(MNSO/NY、9896/HK)が1.8%安、金山雲(キングソフト・クラウド:KC/NASDAQ、3896/HK)が1.7%安と下げが目立った。
内部環境に新規の取引材料は乏しい。香港市場は大みそかのあす31日が半日立ち会い(本土市場は通常取引)で、年始は香港が1月1日に休場、本土が1〜2日に休場となる。また、中国では31日に国家統計局などによる12月の製造業PMIと非製造業PMI、民間が集計する12月のRatingDog中国サービス業PMIが公表される予定。いずれも前月に続き景況判断の境目となる50を割り込むとの予想がコンセンサスだ。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。中国の景気不安を背景に、経済対策の期待感は高まっているが、年末を前に利益確定売りが優勢となる可能性がある。前日の本土マーケットでは、主要指数の上海総合指数が小幅ながら9連騰し、約1カ月半ぶりの高値水準を付けた。香港市場に関しても、今年の上昇率が前日までに27%を超えているとあって、売りも出やすいだろう。
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