2025/11/05 17:36 NEW!!
香港大引:ハンセン0.1%安で続落、半導体セクターに売り 
5日の香港マーケットは、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比16.99ポイント(0.07%)安の25935.41ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が9.97ポイント(0.11%)安の9163.24ポイントと続落した。売買代金は2388億2460万香港ドル(約4兆7215億円)となっている(4日は2399億8640万香港ドル)。
米ハイテク株安が重しとなる流れ。昨夜の米株市場では、今年の相場をリードしていた人工知能(AI)関連銘柄の割高感が意識され、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は2.0%安と3日ぶりに反落した。香港の投資サミットに参加したゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーの最高経営責任者(CEO)は4日、株式マーケットの動向について、近いうちに大幅な調整があるとの見解をそれぞれ示している。香港マーケットにも売りが波及した。ほか中国では今週、7日に10月の貿易統計、9日に物価統計などが公表されることも気がかり材料となっている。ただ、下値は限定的。米中貿易対立の緩和期待などがプラスだ。ハンセン指数はプラス圏に浮上する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、民営教育サービス事業者の新東方教育科技集団(9901/HK)が3.2%安、自動車ディーラー中国大手の中升集団HD(881/HK)が2.3%安、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が2.0%安と下げが目立った。
セクター別では、半導体が安い。上海復旦微電子集団(1385/HK)が4.6%、華虹半導体(1347/HK)が3.1%、蘇州貝克微電子(2149/HK)が2.1%、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が1.6%ずつ下落した。そのほか、クラウドやAI技術の銘柄群も値を下げている。
自動車セクターもさえない。中升集団のほか、完成車メーカーでは、奇瑞汽車(9973/HK)が3.6%安、比亜迪(BYD:1211/HK)が1.8%安、小鵬汽車(9868/HK)が1.4%安で取引を終えている。そのほか、自動運転やライダー(LiDAR)などスマートドライブ関連で知行汽車科技(蘇州)(1274/HK)が2.7%安、禾賽科技(2525/HK)が2.3%安、地平線(9660/HK)が1.4%安と売られた。
半面、電力設備やグリーン発電の関連銘柄は物色される。電力設備メーカーのハルビン電気(1133/HK)が10.2%高、発電設備メーカーの東方電気(1072/HK)が3.8%高、風力発電プラント大手の金風科技(2208/HK)が3.5%高、太陽光発電(PV)素材メーカーの協キン科技HD(3800/HK)と太陽電池モジュール生産の陽光能源HD(757/HK)がそろって2.2%高、風力発電で中国最大手の龍源電力集団(916/HK)が1.1%高で引けた。中国では今年、グリーンボンド(環境債)の起債がすでに1000億米ドル(約15兆3000億円)を超えて過去最大規模に拡大。脱炭素に向けて、発電設備の更新加速が意識されている。
本土マーケットは小反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.23%高の3969.25ポイントで取引を終了した。電力設備・発電関連が高い。運輸、インフラ建設、不動産、資源・素材、銀行なども買われた。半面、ハイテクの一角は安い。医薬、自動車、保険・証券も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米ハイテク株安が重しとなる流れ。昨夜の米株市場では、今年の相場をリードしていた人工知能(AI)関連銘柄の割高感が意識され、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は2.0%安と3日ぶりに反落した。香港の投資サミットに参加したゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーの最高経営責任者(CEO)は4日、株式マーケットの動向について、近いうちに大幅な調整があるとの見解をそれぞれ示している。香港マーケットにも売りが波及した。ほか中国では今週、7日に10月の貿易統計、9日に物価統計などが公表されることも気がかり材料となっている。ただ、下値は限定的。米中貿易対立の緩和期待などがプラスだ。ハンセン指数はプラス圏に浮上する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、民営教育サービス事業者の新東方教育科技集団(9901/HK)が3.2%安、自動車ディーラー中国大手の中升集団HD(881/HK)が2.3%安、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が2.0%安と下げが目立った。
セクター別では、半導体が安い。上海復旦微電子集団(1385/HK)が4.6%、華虹半導体(1347/HK)が3.1%、蘇州貝克微電子(2149/HK)が2.1%、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が1.6%ずつ下落した。そのほか、クラウドやAI技術の銘柄群も値を下げている。
自動車セクターもさえない。中升集団のほか、完成車メーカーでは、奇瑞汽車(9973/HK)が3.6%安、比亜迪(BYD:1211/HK)が1.8%安、小鵬汽車(9868/HK)が1.4%安で取引を終えている。そのほか、自動運転やライダー(LiDAR)などスマートドライブ関連で知行汽車科技(蘇州)(1274/HK)が2.7%安、禾賽科技(2525/HK)が2.3%安、地平線(9660/HK)が1.4%安と売られた。
半面、電力設備やグリーン発電の関連銘柄は物色される。電力設備メーカーのハルビン電気(1133/HK)が10.2%高、発電設備メーカーの東方電気(1072/HK)が3.8%高、風力発電プラント大手の金風科技(2208/HK)が3.5%高、太陽光発電(PV)素材メーカーの協キン科技HD(3800/HK)と太陽電池モジュール生産の陽光能源HD(757/HK)がそろって2.2%高、風力発電で中国最大手の龍源電力集団(916/HK)が1.1%高で引けた。中国では今年、グリーンボンド(環境債)の起債がすでに1000億米ドル(約15兆3000億円)を超えて過去最大規模に拡大。脱炭素に向けて、発電設備の更新加速が意識されている。
本土マーケットは小反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.23%高の3969.25ポイントで取引を終了した。電力設備・発電関連が高い。運輸、インフラ建設、不動産、資源・素材、銀行なども買われた。半面、ハイテクの一角は安い。医薬、自動車、保険・証券も売られた。
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