2025/10/14 17:34 NEW!!
香港大引:ハンセン1.7%安で7日続落、テック指数は3.6%下落 
14日の香港マーケットは、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比448.13ポイント(1.73%)安の25441.35ポイントと7日続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が143.38ポイント(1.55%)安の9079.16ポイントと3日続落した。ハンセン指数は9月5日以来、約1カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。売買代金は3989億1040万香港ドル(約7兆7947億円)とやや縮小したが(13日は4903億6550万香港ドル)、依然として高水準だ。
投資家の慎重スタンスが継続する流れ。米中対立の警戒感が強まっている。法令違反があったとして米政府が中国海運・造船業界の調査に乗り出したことに関し、中国当局は14日、それに協力したことを理由として韓国造船大手の米子会社に中国との取引を禁じる制裁を発表した。ほか、英メディアが日本時間14日午後報じたところによると、ベッセント米財務長官は中国がレアアース(希土類)の輸出規制を厳格化したことに関し、世界のサプライチェーン(供給網)が混乱し、世界経済に打撃を与えたと非難している。昨夜の米株が急反発したことなどを手がかりに香港市場も買い先行したが、上値は重く、引けにかけて下げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が8.5%安、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が7.1%安、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が6.8%安と下げが目立った。
セクター別では、半導体が安い。SMICのほか、華虹半導体(1347/HK)が13.1%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が9.5%、ASMPT(522/HK)が6.6%ずつ下落した。そのほか、クラウドや人工知能(AI)技術の関連銘柄も売られている。ハンセン科技(テック)指数は3.6%安と他の主要指数をアンダーパフォームした。
医薬セクターも急落。石薬集団のほか、永泰生物製薬(6978/HK)が8.9%安、三生製薬(1530/HK)が5.5%安、中国生物製薬(1177/HK)が5.4%安、康希諾生物(6185/HK)が5.0%安で引けた。
カジノ関連もさえない。新濠国際発展(200/HK)が8.8%安、銀河娯楽集団(27/HK)が5.5%安、金沙中国(1928/HK)が4.7%安、美高梅中国HD(2282/HK)が4.6%安で取引を終えた。
半面、中国の銀行・保険セクターは物色される。招商銀行(3968/HK)が4.7%、中国建設銀行(939/HK)が2.3%、中国工商銀行(1398/HK)が1.8%、新華人寿保険(1336/HK)が3.5%、中国人寿保険(2628/HK)が1.6%ずつ上昇した。生保大手の新華人寿保険については、同社が13日引け後、1〜9月期の45〜65%増益見通しを発表したことが材料視されている。
本土マーケットは3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.62%安の3865.23ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。医薬、素材、自動車、インフラ関連、不動産、証券なども売られた。半面、銀行・保険は高い。エネルギー、運輸、公益、消費関連も売られた。
投資家の慎重スタンスが継続する流れ。米中対立の警戒感が強まっている。法令違反があったとして米政府が中国海運・造船業界の調査に乗り出したことに関し、中国当局は14日、それに協力したことを理由として韓国造船大手の米子会社に中国との取引を禁じる制裁を発表した。ほか、英メディアが日本時間14日午後報じたところによると、ベッセント米財務長官は中国がレアアース(希土類)の輸出規制を厳格化したことに関し、世界のサプライチェーン(供給網)が混乱し、世界経済に打撃を与えたと非難している。昨夜の米株が急反発したことなどを手がかりに香港市場も買い先行したが、上値は重く、引けにかけて下げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が8.5%安、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が7.1%安、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が6.8%安と下げが目立った。
セクター別では、半導体が安い。SMICのほか、華虹半導体(1347/HK)が13.1%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が9.5%、ASMPT(522/HK)が6.6%ずつ下落した。そのほか、クラウドや人工知能(AI)技術の関連銘柄も売られている。ハンセン科技(テック)指数は3.6%安と他の主要指数をアンダーパフォームした。
医薬セクターも急落。石薬集団のほか、永泰生物製薬(6978/HK)が8.9%安、三生製薬(1530/HK)が5.5%安、中国生物製薬(1177/HK)が5.4%安、康希諾生物(6185/HK)が5.0%安で引けた。
カジノ関連もさえない。新濠国際発展(200/HK)が8.8%安、銀河娯楽集団(27/HK)が5.5%安、金沙中国(1928/HK)が4.7%安、美高梅中国HD(2282/HK)が4.6%安で取引を終えた。
半面、中国の銀行・保険セクターは物色される。招商銀行(3968/HK)が4.7%、中国建設銀行(939/HK)が2.3%、中国工商銀行(1398/HK)が1.8%、新華人寿保険(1336/HK)が3.5%、中国人寿保険(2628/HK)が1.6%ずつ上昇した。生保大手の新華人寿保険については、同社が13日引け後、1〜9月期の45〜65%増益見通しを発表したことが材料視されている。
本土マーケットは3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.62%安の3865.23ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。医薬、素材、自動車、インフラ関連、不動産、証券なども売られた。半面、銀行・保険は高い。エネルギー、運輸、公益、消費関連も売られた。