2025/10/14 13:25 NEW!!
香港前場:ハンセン0.2%安で7日続落、上海総合は0.2%上昇 
14日前場の香港マーケットは、主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比50.41ポイント(0.19%)安の25839.07ポイントと7日続落する一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は7.19ポイント(0.08%)高の9229.73ポイントと3日ぶりに反発した。売買代金は1887億6120万香港ドルに縮小している(13日前場は2818億2120万香港ドル)。
中国指標の発表を前に買いが手控えられる流れ。あす15日に9月の物価統計、同日までに金融統計、週明け20日に7〜9月期のGDP、9月の小売売上高などが公表される。また、実質的な政策金利となる9月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」が20日に発表される予定だ。物価はデフレ継続が予想されているほか、GDP成長率も前四半期を下回る見通し。なお前日に報告された貿易統計に関しては、前月実績を大幅に上回ったが、米国向け輸出額に関しては、前月からはやや改善したものの、6カ月連続のマイナス成長に落ち込んだ。米中対立の過度な警戒感が薄れる中、昨夜の米株が急反発したことなどを手がかりに香港市場も反発でスタートしたが、上値は重く、ハンセン指数は程なくマイナス圏に転じている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が5.6%安、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が5.0%安、マカオ・カジノの金沙中国(1928/HK)が4.5%安と下げが目立った。
セクター別では、半導体が安い。SMICのほか、華虹半導体(1347/HK)が10.4%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が7.3%、ASMPT(522/HK)が3.9%ずつ下落した。そのほか、クラウドや人工知能(AI)技術の関連銘柄も売られている。ハンセン科技(テック)指数は1.3%安と他の主要指数をアンダーパフォームした。
カジノ関連も急落。金沙中国のほか、新濠国際発展(200/HK)が4.8%安、銀河娯楽集団(27/HK)が4.1%安、美高梅中国HD(2282/HK)が3.7%安で前場取引を終えた。
医薬セクターもさえない。石薬集団のほか、三生製薬(1530/HK)が3.4%安、中国生物製薬(1177/HK)と永泰生物製薬(6978/HK)がそろって2.9%安で引けた。
半面、中国の金融セクターは物色される。招商銀行(3968/HK)が4.3%、中国工商銀行(1398/HK)が2.1%、新華人寿保険(1336/HK)が5.4%、中国人寿保険(2628/HK)が3.4%、広発証券(1776/HK)が3.2%、東方証券(3958/HK)が1.9%ずつ上昇した。中国生保大手の新華人寿保険については、同社が13日引け後、1〜9月期の45〜65%増益見通しを発表したことが材料視されている。
本土マーケットは3日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.21%高の3897.56ポイントで前場の取引を終了した。金融が高い。エネルギー、運輸、消費、公益、不動産なども買われた。半面、ハイテクは安い。医薬、素材、自動車も売られた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国指標の発表を前に買いが手控えられる流れ。あす15日に9月の物価統計、同日までに金融統計、週明け20日に7〜9月期のGDP、9月の小売売上高などが公表される。また、実質的な政策金利となる9月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」が20日に発表される予定だ。物価はデフレ継続が予想されているほか、GDP成長率も前四半期を下回る見通し。なお前日に報告された貿易統計に関しては、前月実績を大幅に上回ったが、米国向け輸出額に関しては、前月からはやや改善したものの、6カ月連続のマイナス成長に落ち込んだ。米中対立の過度な警戒感が薄れる中、昨夜の米株が急反発したことなどを手がかりに香港市場も反発でスタートしたが、上値は重く、ハンセン指数は程なくマイナス圏に転じている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が5.6%安、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が5.0%安、マカオ・カジノの金沙中国(1928/HK)が4.5%安と下げが目立った。
セクター別では、半導体が安い。SMICのほか、華虹半導体(1347/HK)が10.4%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が7.3%、ASMPT(522/HK)が3.9%ずつ下落した。そのほか、クラウドや人工知能(AI)技術の関連銘柄も売られている。ハンセン科技(テック)指数は1.3%安と他の主要指数をアンダーパフォームした。
カジノ関連も急落。金沙中国のほか、新濠国際発展(200/HK)が4.8%安、銀河娯楽集団(27/HK)が4.1%安、美高梅中国HD(2282/HK)が3.7%安で前場取引を終えた。
医薬セクターもさえない。石薬集団のほか、三生製薬(1530/HK)が3.4%安、中国生物製薬(1177/HK)と永泰生物製薬(6978/HK)がそろって2.9%安で引けた。
半面、中国の金融セクターは物色される。招商銀行(3968/HK)が4.3%、中国工商銀行(1398/HK)が2.1%、新華人寿保険(1336/HK)が5.4%、中国人寿保険(2628/HK)が3.4%、広発証券(1776/HK)が3.2%、東方証券(3958/HK)が1.9%ずつ上昇した。中国生保大手の新華人寿保険については、同社が13日引け後、1〜9月期の45〜65%増益見通しを発表したことが材料視されている。
本土マーケットは3日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.21%高の3897.56ポイントで前場の取引を終了した。金融が高い。エネルギー、運輸、消費、公益、不動産なども買われた。半面、ハイテクは安い。医薬、素材、自動車も売られた。
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