2026/01/16 09:06 NEW!!
しっかりか、米中で指標が改善 
◆16日の香港マーケットは、米中の指標改善でしっかりか。(亜州リサーチ編集部)
外部環境は良好といえる。雇用や景気の指標が改善する中、米経済の底堅さが再認識されている。米労働省が15日報告した新規失業保険申請件数(週間)は、増加予想に反し前週から減少した。また、1月のフィラデルフィア連銀景況指数はマイナス予想に反しプラス12.6と上昇し、同月のニューヨーク連銀製造業景況指数も予想以上に上昇している。中東地域の地政学リスクもやや薄らぐ。トランプ米大統領が14日、「イランでの殺りくは収まりつつある」との認識を示したことを受け、市場では反政府デモが広がるイランに軍事介入するとの警戒感がひとまず後退した。15日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比4.6%安と6日ぶりに急反落している。
14日の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.6%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も0.2%高とそろって3日ぶりに反発した。米景気の先行きが楽観されたことに加え、半導体大手TSMCや米金融大手モルガン・スタンレーの好決算が投資家心理を上向かせている。半導体や金融に買いが広がった。
内部環境も悪くない。直近で公表された12月の経済統計が良好だ。15日発表された金融統計では、人民元建て新規融資額とマネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びが予想を上回っている。それより先、14日に報告された貿易統計でも、米ドル建ての輸出と輸入が予想を大幅に上回り前月から改善している。
半面、中国銘柄はさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.6%安と3日続落している。主要な香港との重複上場銘柄では、騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック:TME/NYSE、1698/HK)が4.9%安、金山雲(キングソフト・クラウド:KC/NASDAQ、3896/HK)が4.7%安、文遠知行(ウィーライド:WRD/NASDAQ、800/HK)が1.9%安と下げが目立った。
なお中国では、来週19日に12月の小売売上高や鉱工業生産などのほか、2025年のGDP成長率が発表される予定。また、実質的な政策金利となる1月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」は20日に公表される。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。中国の信用取引規制などは引き続き重しとなる可能性があるものの、米中の指標改善が好感されよう。産業支援や消費刺激など、中国当局の景気対策も改めて支えとなりそうだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境は良好といえる。雇用や景気の指標が改善する中、米経済の底堅さが再認識されている。米労働省が15日報告した新規失業保険申請件数(週間)は、増加予想に反し前週から減少した。また、1月のフィラデルフィア連銀景況指数はマイナス予想に反しプラス12.6と上昇し、同月のニューヨーク連銀製造業景況指数も予想以上に上昇している。中東地域の地政学リスクもやや薄らぐ。トランプ米大統領が14日、「イランでの殺りくは収まりつつある」との認識を示したことを受け、市場では反政府デモが広がるイランに軍事介入するとの警戒感がひとまず後退した。15日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比4.6%安と6日ぶりに急反落している。
14日の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.6%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も0.2%高とそろって3日ぶりに反発した。米景気の先行きが楽観されたことに加え、半導体大手TSMCや米金融大手モルガン・スタンレーの好決算が投資家心理を上向かせている。半導体や金融に買いが広がった。
内部環境も悪くない。直近で公表された12月の経済統計が良好だ。15日発表された金融統計では、人民元建て新規融資額とマネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びが予想を上回っている。それより先、14日に報告された貿易統計でも、米ドル建ての輸出と輸入が予想を大幅に上回り前月から改善している。
半面、中国銘柄はさえない。中国企業のADR(米国預託証券)で構成されるナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数(HXC)は0.6%安と3日続落している。主要な香港との重複上場銘柄では、騰訊音楽娯楽集団(テンセント・ミュージック:TME/NYSE、1698/HK)が4.9%安、金山雲(キングソフト・クラウド:KC/NASDAQ、3896/HK)が4.7%安、文遠知行(ウィーライド:WRD/NASDAQ、800/HK)が1.9%安と下げが目立った。
なお中国では、来週19日に12月の小売売上高や鉱工業生産などのほか、2025年のGDP成長率が発表される予定。また、実質的な政策金利となる1月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」は20日に公表される。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。中国の信用取引規制などは引き続き重しとなる可能性があるものの、米中の指標改善が好感されよう。産業支援や消費刺激など、中国当局の景気対策も改めて支えとなりそうだ。
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