/ 詳細
検索 (期間指定)
期間

2020/12/14 09:01

方向感を欠く展開か、中国指標を見極めへ 無料記事

◆週明け14日の香港マーケットは、中国指標の発表待ちで方向感を欠く展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は中立。先週末の米株市場は高安まちまちの値動きだった。主要指標のNYダウが前日比0.2%高と3日ぶりに反発する半面、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.2%安と反落。新型コロナウイルス感染拡大による行動規制の強化が重しとなる一方、コロナワクチンに対する期待感は支えとなった。NY州のクオモ知事は11日、レストランでの屋内飲食を14日から禁止すると発表。これを受け、足元の景気鈍化への懸念が高まった。他方、米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は10日、米ファイザーが独製薬会社と共同開発したワクチンの使用認可の方針を諮問。米経済活動の正常化が期待されている(FDAは11日に認可)。個別では、ウォルト・ディズニーが13.6%高と急伸。動画ストリーミングサービス(ディズニープラス)の会員増加数が予想を大幅に超える伸びを示したことが材料視された。ダウ平均の押し上げに寄与している。
 一方、11日の本土株市場は、主要指標の上海総合指数が0.8%安と反落。約4週ぶりの安値水準に落ち込んだ。対中制裁の余波が警戒される。指数算出会社のS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは米東部時間9日、「米国防総省が中国人民解放軍が所有、または支配していると見なされる中国企業のリストを更新したことに絡み、株価指数の組み入れ銘柄から中国企業10社を除外する」と正式発表した。すでに、FTSEラッセルも先週4日、同様の理由で一部指数の組み入れ銘柄から中国企業8社を除外すると予告している。
 なお、中国ではあす15日の取引時間中に(日本時間11時ごろ)、11月の小売売上高、鉱工業生産、1〜11月の都市部固定資産投資などが発表される。最新の市場予想では、それぞれ前月から改善する見込みだ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として方向感を欠く展開か。中国発の新規材料に乏しい中、あす公表される中国指標の内容を見極めたいとするスタンスが強まりそうだ。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース