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2021/01/12 08:53

世界株安の流れを継ぎ売り先行か、中国政策期待で下値は限定も 無料記事

◆12日の香港マーケットは、世界株安の流れを継ぎ売り先行しそうだが、中国の政策期待で下値は限定的か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はややネガティブ。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前営業日比0.3%安と5日ぶり、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.3%安と3日ぶりにそれぞれ反落した。米政治混乱や新型コロナウイルス感染再拡大が危惧されている。米民主党は11日、ペンス副大統領にトランプ大統領の罷免を求める決議案を下院に提出。ペンス氏が応じなければ、民主党は週内にも弾劾決議案を採決する見通しだ。新型コロナウイルスを巡っては、世界の感染者数が11日に9000万人を超過。米国では週間の感染者数が2週連続で最多を更新し、欧州でも感染拡大に歯止めがかかる兆しはない。ヒトとモノの移動が制限される中、短期的な景気後退(リセッション)入りの警戒感も強まる状況だ。欧州株市場でも、主要国の株価指数が軒並み下落している。
 中国国内の環境も不安定だ。欧米に続き、封じ込めに成功したとされていた中国でも再び感染者数が増加傾向をたどっている。国家衛生健康委員会の発表(11日付)によると、10日に新たに確認された感染者は103人。新規感染者が100人を超えるのは、昨年7月末以来、約5カ月ぶりとなる。首都・北京市に隣接する河北省では、省都の石家荘市政府が8日、大規模なロックダウン(都市封鎖)を実施すると発表した。地下鉄など公共交通機関の運行が停止され、約1000万人の市民が自宅待機となる。
 こうした中、本日の本土・香港マーケットは全体として神経質な値動きとなろう。上述したように、世界的な新型コロナ感染再流行による経済活動の落ち込みがマイナス材料となる。世界株安の流れを継ぎ、売りが先行しそうだ。ただ、中国の経済対策に対する期待感は根強く、政策で恩恵を受けやすい銘柄の下値を拾う動きはみられよう。


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