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2020/12/31 09:06

資金流入期待で底堅い展開か、米株高も支え 無料記事

◆年内最終商いとなる31日の香港マーケットは、内外環境の改善でしっかりとした値動きか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は良好。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.2%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も0.2%高とそろって反発した(NYダウは終値ベースの史上最高値を更新)。
 追加経済対策の効果が期待される。ムニューシン米財務長官は29日、9000億米ドル規模を追加投入する法案の成立を受け、600米ドルの現金給付を30日に開始すると述べた。
 本土株市場の地合いも良い。30日の上海総合指数は1.1%高と反発。中国の経済支援策に対する期待感が相場を支えた。来年スタートする第14次5カ年計画(2021〜25年)の基本指針では、内需の拡大や科学技術の発展に重点を置く方針が示されている。政策で恩恵を受けやすい自動車や食品飲料、ハイテク関連の銘柄群などが物色された。
 また、中国の人力資源・社会保障局が30日、年金基金の株式投資枠に関し、将来的に最大40%まで拡大する方針を表明したこともプラス材料。本土市場の銘柄に加え、相互取引スキームを利用し香港上場の株式も投資可能にするという。流入資金は3000億人民元(約4兆7500億円)に上る可能性がある。
 さらに、中国と欧州連合(EU)が30日、投資協定で大筋合意したこともプラス。経済持ち直しの一助になると歓迎されそうだ。
 ただ、香港は本日、短縮取引で半日立会となるため(あす1月1日〜3日は香港と本土が休場)、積極的な売買が手控えられる可能性もある。また、本日の朝方(日本時間10時ごろ)に今年12月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)が発表される点にも注意。「前月の52.1をやや下回る52.0で着地する」というのが市場コンセンサスだが、大きく下振れた場合は相場の波乱要因になり得る。



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