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2021/05/11 09:02

インフレ懸念で神経質な値動きか、中国物価統計を注視 無料記事

◆11日の香港マーケットは、インフレ警戒で神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はややネガティブ。先週末の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.1%安と6日ぶり、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が2.6%安と3日ぶりにそれぞれ反落した。高値警戒感が意識される。NYダウは前日まで3日連続で史上最高値を更新し、この日も取引時間中に一時は最高値を付けた。4月の米消費者物価指数(CPI)の発表を12日に控える中、インフレによる金利上昇圧力も警戒されている。米10年債利回りは再び1.6%台に上昇。金利高による割高感が意識され、ハイテクなど高PER(株価収益率)のグロース(成長)株は大幅に下落している。金融緩和の長期化観測や、経済活動の早期正常化期待などを支えにNYダウはプラス圏で推移する場面がみられたものの、取引終了近くに値を落とした(ナスダック指数は終日マイナス圏で推移)。
 中国国内にも不安材料がある。なかでも、本日朝方(日本時間10時半ごろ)に報告される今年4月の物価統計が気がかりだ。最新の市場コンセンサス予想では、消費者物価指数(CPI)の伸びが前年同月比1.0%(前月は同0.4%)、生産者物価指数(PPI)が同6.5%(同4.4%)で着地すると見込まれている。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。米ハイテク株安が投資家心理の重しとなろう。また、上述したように、中国の物価統計にも注視したい。インフレ加速が鮮明化した場合、金利上昇圧力も高まるためだ。


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