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2021/01/05 09:11

神経質な値動きか、外部環境に不透明感 無料記事

◆5日の香港マーケットは、外部情勢の不透明感で神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はややネガティブ。年明け最初の取引となった昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前営業日比1.3%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.5%安とそろって3営業日ぶりに反落した。米ジョージア州の上院決選投票に対する不透明感や、世界的な新型コロナウイルス感染再拡大を嫌気した売りが広がっている。5日に行われる2議席を争う上院決選投票については、最新の世論調査で与野党の拮抗が明らかとなった。民主党が2議席を獲得した場合、同党が上院でイニシアチブをとることになり、民主党のバイデン次期政権が増税などマーケットにネガティブな政策を打ち出しやすくなると警戒されている。新型コロナを巡っては、変異種の感染が広がる英国でジョンソン首相が4日、全域で外出制限を厳しくすると表明した。また、米国では3日時点で入院者数が12万5000人超となり、過去最多を更新している。
 中国国内は好悪材料が入り混じる状況。プラス材料としては、年金マネーの流入期待が挙げられる。人力資源社会保障部は12月30日、年金基金の株式投資枠に関し、将来的に最大40%まで拡大する方針を表明した。また、今年からスタートする第14次5カ年計画(2021〜25年)に対する期待も根強い。一方、不動産向け融資の引き締めはマイナス材料。中国人民銀行と中国銀行保険監督管理委員会は12月31日、不動産向け融資の新たな引き締め策を公表した。2021年1月1日付で実施している。昨日の本土株市場では、証券株やハイテク株の主導で、主要指標の上海総合指数は0.9%高と3日続伸した。ただ、銀行株と不動産株は総じて安く推移し、上値を重くしている。
 こうした中で、本日の本土・香港マーケットは、全体として神経質な値動きとなろう。外部環境の不透明感に加え、利食い売り圧力も意識されそうだ。昨日は、上海総合指数が約2年11カ月ぶり、ハンセン指数が約11カ月ぶりの高値水準を回復している。


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